素敵なインテリアと笑顔に囲まれて、旬を味わうイタリアンを学ぶ
今回お伺いしたのは、神奈川県横浜市にあるイタリア料理とパンの教室「ラ クッチーナ サッチ」。主宰の藤野幸子さんは、現地で学んだイタリア料理やパンを20年以上教えており、現在は対面レッスンに加え、オンラインレッスンも開催。ますます精力的に活動されています。
自然光がふんだんに注ぎ、豊かな緑と街並みが広がる海外に来たかのような空間に、気分が上がります。今日習うのは、料理3品にパンとスイーツを加えた全5品。少しずつ気温が上昇し始める季節にぴったりの、爽やかなメニューのラインナップです。メニュー名を確認したら、早速カウンターキッチンへ移動し、デモンストレーション形式のレッスンがスタート!
まずは、藤野さんご自慢のフォカッチャから仕込みを始めます。「これは、パン作りが初めての人でも大丈夫!簡単でざっくり作っても美味しいので、ぜひ覚えてね」との言葉に、生徒さんたちも笑顔に。生地の材料を混ぜるだけ、捏ねずにつくれるフォカッチャは、じゃがいもを入れるのがワンランク上の美味しさの秘訣です。
次に、デザートのパウンドケーキにとりかかります。愛用中のハンドミキサーは、Kai House SELECTのもの。「パワーが強くて丈夫なところがお気に入り。3〜4年ほどお教室でハードに使用していますが、まったく壊れる気配がありません」と太鼓判を押します。他にも、使ってよかった本当におすすめの調理アイテムや調味料などは、どんどん情報を共有。
パウンドケーキの生地をオーブンに入れたところで、お次はパスタに使うソースを作ります。「イタリアではパセリは飾りじゃなくて、“味”を構成する大切な野菜。パセリの茎からはいい香りが出るので、最初に炒めていきますよ」と、現地で腕を磨いた藤野さんならではのエピソードを交えながら教えてくれます。
材料を無駄にせずに使い切る知恵は、3品目のスープにも生かされています。「キャベツの外葉やアスパラの硬い部分など、いらない部分は一緒に煮て野菜のスープストックにするといいですよ。これでパスタを茹でると、野菜の風味が加わって美味しいです」と、捨ててしまいがちな野菜くずの活用法も学ぶことができます。