少人数制&動画レッスン付き!手厚いレッスンが評判の本格フランス菓子教室
今回ご紹介するのは、京都府京都市にある「フランス菓子教室girasol(ヒラソル)」。教室は、京都市内中心地の御所南エリアのマンションの一室で開催されており、最寄りの地下鉄丸太町駅から徒歩約1分の距離と、交通アクセスも便利です。
主宰者の権藤由子さんが教えてくれるのは、自宅でも再現できる本格的なフランス菓子。
家庭でもできるプロのテクニックを盛り込んだわかりやすいレッスンと絶品レシピが評判で、京都府外から通ってくる生徒さんもいるのだそう。
レッスン前には、うれしいウェルカムティーサービスがあります。
「遠方から来てくださる生徒さんもいるので、おもてなしの気持ちを込めて、季節のおすすめのお菓子とお茶をご用意しています」と、きめ細やかな心配りで生徒さんをお迎えする権藤さん。この日は、スイーツの巨匠・西原金蔵シェフが手がける名店「コンフィズリー エスパス・キンゾー」の「パート・ド・クルスティヤンのピラミッド」と、権藤さんが台湾で購入した鉄観音茶でした。おいしいのはもちろんですが、心まで満たされるひとときです。
まずは座学から。今回のメニューは、「プラリネ風味のシュー・ショコラ」と「エクレール・ショコラ」の2種。初心者が失敗しやすいポイントやおいしく作るコツ、ワンランク上の味に仕上がる材料など、丁寧に解説してくれます。
ユニークなのがレシピ。材料は記載されていますが、作り方の説明がありません。
「生徒さんには、レッスン後に作り方の動画をお送りしているんです。お菓子作りには、テキストでは表現しきれないテクニックがたくさんありますし、レッスン中は自分で手を動かして体で覚えていただきたいんです」と権藤さん。なんと、撮影から編集まで自身でこなしているというから驚きです。
レッスンは4名までの少人数制なので、ひとりひとりに寄り添ったサポートが受けられるのが魅力。
コツを押さえておかないと失敗しがちなシュー生地は、作業の説明だけではなく、なぜ生地が膨らむのかという科学的な理由までしっかり説明してくれます。
シュー生地をつかって、シュークリーム用とエクレア用の生地を絞り出します。
レシピ本ではコツがわかりにくい、意外と難しい絞り出し袋の扱い方や持ち方、絞り方など丁寧にレクチャーしてくれます。オーブンでシュー生地を焼いている間に、カスタードクリーム作りへ。
「カスタードクリームは美味しい卵を使うのもポイントですよ」と、権藤さんのお眼鏡にかなったこだわりの卵を使って、カスタードクリームを作ります。
「失敗したらどうしよう〜」と弱気になる生徒さんには、「失敗しないと上手にならないから大丈夫!」と前向きな言葉をかけてくれる権藤さん。
とはいえ、失敗してがっかりする生徒さんがいないよう、権藤さんが目配りをしながら寄り添ってくれているので、心配はありません。「フツフツしてきたらしっかり混ぜてね。上手にできたら、混ぜる手が軽くなって艶が出てきますよ〜」ときめ細やかな指導が入ります。
こんな風に終始レッスン中は真剣に取り組みながらも、和気あいあいとした雰囲気で、ときおり雑談を交えながら楽しく進んでいきます。
技術的な面だけでなく、素材そのものの味や選び方も大切に考えている権藤さんは、さまざまな素材の味見をしてもらうことにしています。今回は、カカオニブやチョコレートなど、単体の味を舌に覚えさせます。
シュークリームに使うヘーゼルナッツプラリネは、権藤さんによる手作りのものをテイスティングさせてもらいました。なんと、「コンフィズリー エスパス・キンゾー」の西原金蔵シェフからも「美味しいね」との声をいただいた、お墨付きの味なんだそう。
作りたての自家製は、「香りがすごくいい!」「美味しい!」と生徒さんからも絶賛の声が上がりましたが、自宅で手作りするには少々ハードルが高いので、美味しい市販品も教えてくれます。何が何でも手作りにこだわるわけではなく、「作りたては何でも美味しいんだよということを、テイスティングを通して知ってほしかったんです」と権藤さん。家庭でお菓子を手作りすることの魅力を伝えてくれます。