大人かわいいおもてなしレシピとフードスタイリングを提案
今回お伺いしたのは、東京都墨田区にある料理教室「*Bonappetit*(ボナペティ)」。主宰の平沼亜由美さんは「食を通じて暮らしを楽しむ」をテーマに、シンプルでありながら洗練されたおもてなしレシピを提案。常に満席の人気を誇る対面レッスンに加えて、オンラインレッスンやお子さんと一緒に参加できるワークショップも開催しています。
平沼さんのレッスンは、テーマに合わせたフードスタイリングも好評で、室内の一角にはテーブルコーディネート例も展示。最初にメニューの説明をしてから、ダイニングテーブルを作業台にして実習を始めます。
今回習うのは、秋を意識したワインに合う全4品。1品目は「じゃがいもとカマンベールのガトーインビシブル」を作ります。ガトーインビシブルは、スライスしたフルーツを重ねたフランスのお菓子のこと。今回はフルーツの代わりにじゃがいもとチーズを使って、メインディッシュにアレンジします。
2品目は「春巻きの一口キッシュ」。マフィン型に春巻きの皮を敷き、オーブンで熱することで、パリッと香ばしく食べられる器を作ります。こちらは、このあと作る「魚のビスクムース」の残りを活用したおまけのメニューで、ひと手間加えて味も印象も異なる一品に仕上げます。
レッスンでは、使いやすい調理器具の情報も共有している平沼さん。特に刃物にはこだわりがあり、両刃包丁やキッチンバサミ、スライサー、ピーラーはすべてKai House SELECTの品を愛用されていました。
3品目は、平沼さんのオリジナルレシピの中でも特に人気の「魚のビスクムース」を作ります。ビスクにはエビなどの甲殻類を使うのが一般的ですが、今回は魚を使用。甲殻類はアレルギーの方もいるため、魚を使ってエビのような味わいを再現した自信作です。とことんリアルさにこだわり、エビミソをイメージした風味もプラス。味見の段階で、生徒さんたちからも「エビなしとは思えない」「エビと同じ味」という驚きの声が上がりました。