リアルで受講しているようなライブ感が人気のオンラインレッスン
コロナ禍により、これまでの対面形式だけではなく、オンライン配信でのレッスンを取り入れる料理教室も増えてきました。
そこで今回お邪魔したのは、東京都大田区山王にある料理&テーブルコーディネートサロン「Minaʼs Dining Table」。主宰者の⻑坂美奈子さんは、2020年7月から本格的にオンラインレッスンをスタートし、現在もリモートでレッスンを開催しています。動画配信の舞台裏やポイントについて、取材させていただきました。
スマホでレッスンの動画撮影をしながらZOOMでリアルタイム配信をするため、キッチンには、スマホ用の三脚やパソコンも用意されています。
メニューは、「ミント香る爽やかインゲン豆のサラダ」、「ひよこ豆とパスタのスープ」、「チキンカチャトーラ」、デザートの「トルタ カプレーゼ」の4品です。どれも見栄えがするのに、簡単に作れるのも⻑坂さんのレシピならでは。
生徒さんは、リアルタイムで同時に作る方もいれば、自分の好きなタイミングで作る方も。同時に作りたい方のために、レッスンの1週間前にはレシピを生徒さんに送り、材料は自分で揃えるようにしてもらっているそうです。
まずは材料の説明から。材料はスマホの画面に近づけてよく見えるようにしてくれます。使用する調味料などの食材も、特徴や購入先をまとめたリストを送ってくれるので、レッスンでの味を再現しやすく工夫されています。
プロセスがよく見えるように、カメラの角度を調整したり、材料をカメラに近づけたり、常に気を配りながら進行していきます。
炒め具合など言葉だけではわかりにくいところも、その都度画面に映して、確認しながら進めてくれるので、目の前でレッスンを受けているような感覚になります。
「ミント香る爽やかインゲン豆のサラダ」は実習なし、レシピのみの紹介ですが、いんげんの見栄えをよくする切り方や美しく見える盛り付けのコツを、しっかり伝授してくれました。