美味しいのは当たり前、その上にある“楽しい”店であることを目指す
29歳でイタリアに渡り、アルバ郊外の店を経て徳吉シェフと出会った平山さん。「自分が、面白い! と思うことをやっているのが、たまたま日本人シェフだった」と話します。料理の構成や味わいはもちろん、もっとも心惹かれたのは「組み立て方とストーリー性」だったそう。本店と同じメニューであり、コースの始まりの「ピッツァ デリバリー」は、徳吉シェフの奥様がフラワーデザイナーだったことから誕生した一品です。「食材ありきの考えだけでなく、テーマを決めてそこに向かう発想に、料理人として新鮮さを感じました」。割烹店のようなライブ感とカウンター席でお客を迎える同店。「どんなオペレーションをしたらお客様に楽しんでいただけるかを考えて、最近はプライベートでもカウンターの店によく出かけるんです(笑)」と平山さん。プロとして、美味しさを提供するのは当たり前。こう考えるのは「楽しかった、また絶対に来たい!」と思ってもらえる店づくりを目指しているからこそ。美味しさやお料理のサプライズ感だけでなく「楽しい!」というエンタメ感。まずは、体感あるのみです!