焼酎について、英語での伝え方、味わいの表現方法について学ぶセミナーを開催しました。焼酎は国酒であり、「日本独自の蒸留酒」であることがあまり認知されていません。日本国内の方にも、誇るべき食文化として広く伝えていくための学びの会でした。
焼酎の歴史、製法、固有の特長を英語で!
カイハウスクラブでは、登録の料理教室主宰者を対象にした焼酎のセミナーを開催しました。最終的には、焼酎について「訪日外国人」に伝えることを最終目的とし、今回は、ネイティブスピーカーの方が講師に開催しました。
米国バーモント州出身のクリストファー氏。米国ではクラフトビールを作っていたことから、焼酎の魅力と奥深さを知ることできたそうです。自ら、焼酎の蔵元を訪れ、製造を手伝うなどをしながら、焼酎について学び、日本の酒造組合のために公式な焼酎の伝え手としてのお仕事もたくさんしています。
焼酎の歴史は、蒸留技術の伝来の歴史です。その経路から、沖縄では泡盛。そして、九州では、それ以外の芋や米、麦の焼酎作りが発達しました。
芋、麦、米、泡盛、黒糖焼酎を飲み比べし、味の表現方法について学びました。例えば、芋焼酎の味覚は、「Earthy」と伝えることができるなど。学んだ表現をその場で体験する事で、より理解が深まります。
焼酎を料理に使ってみましょう!
前半の焼酎についての基本的な学びを終えて、焼酎を料理に使ったレッスン
講師は、アメリカ育ちのMarc Matsumoto氏。こちらももちろん英語で!
黒糖焼酎の特長である「酷のある甘味」を活用したフレンチトーストのレシピを紹介してくれました。和食ではない意外な提案。しかも、フレンチトーストに、会場の先生も驚きです。
写真は、黒糖焼酎を使ったフレンチトーストと、同じく黒糖焼酎で作ったカクテル「焼酎モヒート」。両レシピとも、黒糖焼酎の特長をうまく活用していて、参加者からも好評でした。