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イタリア料理「ラ クッチーナ サッチ」

2023年06月22日

料理教室を主宰する先生からなる会員組織「Kai House Club」。スタッフが人気の料理教室にお邪魔し、レッスンを受けてきました。先生のユニークなキャラクターと充実したレッスン内容は、料理教室を営む人にも、料理教室を探している人にも、インスピレーションを与えてくれます。


メインの肉料理は、鶏肉の切り方から丁寧に説明してくれます。「筋っぽくて硬い部分があるので、平等になるように縦に切るのがポイントですよ」と、プロならではのテクニックに、生徒さんも熱心にメモを取ります。

おもてなしにもぴったりの肉料理は、見栄えも良く、とっても簡単に作れるのがうれしいところ。藤野さんがモットーとしている、“難しくなくて簡単なもの”を見事に体現した料理ばかりでした。

左から、春野菜スープ ガルムージャ(トスカーナの春のスープ)」、「プッタネスカ(スパゲッティ娼婦風)」、「レモンチキンのオーブン焼き」。

続いて、焼き立ての「じゃがいも入りフォカッチャ」と「米粉のレモンケーキ」。素敵な器は、藤野さんがイタリアで購入したものです。料理は1品ずつ提供するスタイルなので、レストラン気分!生徒さんたちはワインを傾けながら、料理とトークを楽しみます。

先生はどんな人?


イギリスとドイツに、6年間の駐在経験がある藤野幸子さん。料理への興味が深まったのもこの頃で、イギリスは「ル・コルドン・ブルー」に、ドイツではイタリアレストランで働いていたそうです。素材を活かしたイタリア料理に魅せられ、イタリア各地に足を運んだことも。帰国後は英語講師をしていましたが、友人のリクエストに応えて料理を教えるうちに、今の道に。生徒さんの中には、20年近く通っている人もいるのだそう。

「長く料理教室をやっていると、レシピを考えるのは大変で、毎回何の食材を使うかというところからスタートします。日本にはおいしい旬の食材がありますし、それを美味しく料理しながら、体にも気を遣いたいと思っています。そのため、現地ならオリーブオイルを大量に使うところを少なめにするなど、ヘルシー志向に。調味料もこだわっていて、会員制の食材屋さんで厳選したものを使用しています。また、コロナ禍でストップしていましたが、生徒さんたちと毎年のように南イタリアに行っていたので、そろそろ再開できるといいですね。現地で生産者さんの元へ訪れたり、最新の現地情報に触れたり、貴重な経験ができるので大好評なんですよ」

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撮影/田尻陽子 取材・文/岡井美絹子

生徒の声

・「ネットを通じてお教室を知り、去年の秋から通っています。先生はいつも笑顔で明るくて、教え方もわかりやすく、もちろんお料理も美味しいので家族からも好評です。通ってらっしゃる生徒さんも素敵な方たちばかりなので、教室に通うのが楽しみです」

・「普段は料理を作ってもらうことがないため、デモンストレーション形式なのがいいですね。誰かに作ってもらえるのは、やはり嬉しいです。しかも、対面レッスン後は、あとから動画で復習もできるんです。味も見た目も素敵な料理が多いので、おもてなしにも重宝しています」

・「Instagramを拝見して、気さくで素敵な先生のファンに!美味しいだけじゃなくて、料理の科学的な面を、理論的に説明してもらえるので理解が深まります。毎回出し惜しみなく教えてくれるんです。あとは、イタリアやドイツにいた頃のお話を聞かせてもらえるのも楽しみのひとつです」

教室主宰者紹介


藤野幸子さん

「ラ クッチーナ サッチ」主宰。料理家、オリーブオイルソムリエ、野菜ジュニアソムリエ。ヨーロッパでの駐在中に料理への学びを深め、帰国後に料理教室をオープン。企業のレシピ開発や講師、メディアにも多数出演。

SCHOOL INFORMATION


名称:ラ クッチーナ サッチ
エリア:神奈川県横浜市

対面料理クラスは、デモンストレーション形式で4〜5品学べて、単発7,500円(入会金不要、メンバー料金あり)。対面パン教室(自然酵母クラスor基本のイーストクラス)単発6,500円(入会金不要、メンバー料金あり)。オンラインレッスンは4品3,000〜3,500円。お申し込みはHPから。

HP:https://sacci-cook.com
Instagram:https://www.instagram.com/sachiko_fujino/