特集記事

料理教室 *Bonappetit*

2023年09月14日

料理教室を主宰する先生からなる会員組織「Kai House Club」。スタッフが人気の料理教室にお邪魔し、レッスンを受けてきました。先生のユニークなキャラクターと充実したレッスン内容は、料理教室を営む人にも、料理教室を探している人にも、インスピレーションを与えてくれます。


平沼さんは、ミリ単位の調整が必要な広告のフードスタイリングなども手がけていたため、盛り付けの際に竹串を使うのが定番。生徒さんたちも竹串を使って器用に盛り付けていきます。

料理を作り終えたら、各自プレートに盛り付けます。まず平沼さんがポイントを説明しながらお手本を見せてくれるので、生徒さんたちの飲み込みも早く、レストランの一品のような美しいプレートが完成しました。

プレートの右から時計回りに「じゃがいもとカマンベールのガトーインビシブル」「春巻きの一口キッシュ」「魚のビスクムース」。「ぶどうと白きくらげの白ワインジュレサラダ」はグラスに盛り付けて爽やかな印象に。この日はワインも用意してくださり、優雅な試食タイムとなりました。

先生はどんな人?


お料理とライフスタイルを提案している料理家さんに憧れて、小学生の頃から料理家になるのが夢だったという平沼亜由美さん。大学で食と栄養を学び、卒業後は料理学校勤務を経て、料理家になる夢を叶えました。

「会社勤めをしていた頃、同僚から“料理教室を開いてくれたら通いたい”と言ってもらえたことが嬉しくて、結婚を機に料理教室を始めました。“食を通じて暮らしを楽しむ“をテーマに、家で簡単に作れるレシピを中心に、ワンプレートの色味や食感、季節感を大切にした料理を提案しています。身近な食材を使うことがモットーですが、体に良いものやおいしいものも知っていただきたいので、例えば今回の白キクラゲのように、珍しい食材を使った時は次回のレッスンにも取り入れて、使い切れるレッスンを心がけています。お料理の盛り付けやテーブルコーディネートを楽しみにしている生徒さんも多いので、いつも2週間程度かけてアイデアを練っています。常に勉強の日々ですが、みなさんの暮らしを彩るお手伝いができることに幸せを感じています」

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撮影/田尻陽子 取材・文/田辺千菊

生徒の声

「そら豆のわたや湯むきしたトマトの皮を活用したレシピなどを紹介してくれて、家庭での食品ロスが少なくなりました。また、過去に使用した食材や調味料をその後のレッスンにも取り入れてくれるので、食材を無駄にすることなく、レパートリーを広げていけるのが嬉しいです」

「オンラインレッスンに参加したのがきっかけで、対面レッスンにも参加させていただきました。オンラインレッスンは、自宅にいながら一緒にお料理が作れ、すぐに食べられるので家族にも好評でした。お料理の盛り付けもかわいいいので、いつも楽しみにしています」

「先生がとても優しく話し方も穏やかなので、レッスン中の雰囲気がとても和やか。基本的にスーパーで買える食材を使ってくださるのですが、食材によっては代用品も教えてくれる細やかな心配りも毎月通いたくなる理由です」

「先生が旅行先やレストランで出合ったおいしいお料理を再現してくださるのも楽しみのひとつ。お店の味を作りやすくレシピに落とし込んでくれるので、自分まで料理の腕が上がったような気分になります」

教室主宰者紹介

平沼亜由美さん

料理家、管理栄養士。京都女子大学食物栄養学科卒業後、料理学校勤務を経て、2010年に料理教室「*Bonappetit*」を開講。「”食”を通じて毎日を楽しむお手伝い」をコンセプトに、家庭で作りやすい料理を中心に、パンやお菓子も提案している。出産を機にアレルギーに配慮したレシピの開発にも熱心に取り組んでいる。料理教室のほか、企業のレシピ開発やメディア出演、料理イベント登壇、フードスタイリングなど、幅広い分野で活躍。

SCHOOL INFORMATION

名称:*Bonappetit*(ボナペティ)

エリア:東京都墨田区

対面の「おもてなしLesson」は、1回完結の実習形式で4~5品学べて、1回6,000円~6,500円(入会金不要)。季節やテーマに合わせたフードスタイリングも紹介。オンラインレッスンは1回3,000円、ワークショップは3,500~4,500円(いずれも入会金不要)。お申し込みはInstagramから。

Instagram:https://www.instagram.com/ayumi_hiranuma/