宝石のように繊細で美しいスイーツを提案
今回お伺いしたのは、東京都港区にあるお菓子教室「JSDstudio」。主宰するのはジュエリースイーツ®デザイナーの永田椛央里さんで、17年間でのべ7,000人を超える生徒さんを指導している人気の教室です。
永田さんが提案するジュエリースイーツとは、「宝石のように美しく、感動を呼ぶお菓子」のこと。そんな素敵なお菓子作りの基本を学べるのが「ジュエリースイーツ・ベーシッククラス」です。レッスンは完全プライベート制で、永田さんがマンツーマンで指導を行うため、生徒さんのレベルに合わせて、対話形式でレッスンを進めていきます。
この日習うのは、外国人の生徒さんからのリクエストで誕生した「抹茶風味のモンブランタルトレット」。最初にレシピの解説をしてから実習に入ります。対面ではなく、横並びで作業をしていくので、先生の動きをそのまま真似ることができ、生徒さんも「先生との違いに気付きやすく、理解度が深まる」とおっしゃっていました。
「タルトレット型に生地を薄く敷き込む」という重要なポイントまで先生も一緒に作業をし、要所要所で生徒さんが一人で作業する場面を設けることで、より美しく仕上げるためのコツを伝授していきます。クリームの作り方ひとつにしても、「混ぜる」「和える」「合わせる」など、ちょっとした違いを言葉でしっかり伝えてくださるので、繊細な表現が身に着くのもこの教室の魅力です。
栗の渋皮煮を使うシーンでは、生徒さんから「残ったシロップのいい使い道はありますか?」という質問が飛び出すと、「基本的に砂糖と同じ使い方で大丈夫ですよ」と前置きした上で、スポンジに塗るケーキシロップとしても使えることを補足。生徒さんも「それなら取り入れやすそう」と納得した様子でした。
永田さんの提案するジュエリースイーツは、「色」も美しさを表現するために欠かせない重要なポイントなので、使用する抹茶も厳選。この日はスイーツ専用の抹茶を使用し、深みのある濃い色ながらも苦すぎない抹茶クリームに仕上がりました。