特集記事

パン&料理教室 Salon de farine

2022年09月1日

料理教室を主宰する先生からなる会員組織「Kai House Club」。スタッフが人気の料理教室にお邪魔し、レッスンを受けてきました。先生のユニークなキャラクターと充実したレッスン内容は、料理教室を営む人にも、料理教室を探している人にも、インスピレーションを与えてくれます。

>>これまでに紹介した人気教室はこちら!

焼き立てパンと一緒にフランスの郷土料理も学べる


今回訪れたのは、神奈川県横浜市にある、パンと料理を一緒に学べる「Salon de farine(サロン ド ファリーヌ)」。最寄りの本郷台駅から徒歩約3分のところにあるマンションの一室で、主宰者の三谷良子さんが朗らかな笑顔で迎えてくれました。

今回習うのは、「枝豆のリュスティック」、「鯵のブイヤベース」、「アメリカンポーク 120℃ローストポーク」(料理方法の紹介のみ)の3品です。まずは座学で、メニューの由来やポイントについて理解を深めます。

カウンターキッチンへ移動したら、いよいよ実習のスタート。
パン作りというと、生地を発酵させたり焼いたりと時間がかかるイメージですが、三谷さんのレッスンでは、待ち時間はゼロ、最大限に時間を有効活用してくれるのが特徴です。
まずは、事前に三谷さんが用意してくれた、一次発酵まで終えたパン生地を成形していきます。

今日の生徒さんたちはベテランばかりで、迷うことなく作業を進めていき、あっという間に二次発酵のステップへ。
「もちろん、初めての方がお見えになられた時は横について指導しますよ」と、三谷さん。生徒さんの技量によってペースを変えてくれるので、初心者も安心です。

パンが発酵するまでの時間を利用して、持ち帰り用のパン生地を作っていきます。
材料を計って生地をこねるところまでやるので、帰宅した後すぐに作れるのがうれしいですね。

リュスティックは本来とても水分が多い生地のため、扱いにくいのですが、三谷さんのレシピではまとまりやすい水分量にアレンジしているのが特徴。薄力粉も控えめにして、サクッとした食感を実現させています。枝豆をつぶさないよう、生地はこねないのがポイントだそう。

パンが焼き上がるまでの時間を利用して、メインの「鯵のブイヤベース」を作っていきます。
フランスのマルセイユの郷土料理であるブイヤベースは、白身魚を使うことが多いのですが、今回は旬の鯵を使う点がオリジナルです。

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撮影/田尻陽子 取材・文/岡井美絹子

生徒の声

・「単に作り方を教えてくれるだけでなく、なぜそうするのか科学的な理由を説明してくれるので理解が深まります。先生のお人柄や美しい所作なども、学ばせていただいています」

・「パン教室はたくさんあると思うのですが、パンだけではなく料理やスイーツなど、フルコースで学べるところが魅力です」

・「フレンチといっても、身近な食材で作れるし、特別な道具は必要ないのでぐんとハードルが下がります。パンも料理も同時に学べるので嬉しいです」

・「もともとパン好き。こちらの教室ではじめて自分で作った焼き立てパンに感激し、通い続けています。レッスン中はスマホで撮影できるので、自宅でもそれを見ながら復習するので上達も早い気がします。今日のメニューも美味しかったので、すぐに復習するつもりです」

教室主宰者紹介

三谷良子さん

パン&料理教室「Salon de farine」主宰。金融業から料理の道へ進み、大手料理教室での講師を務めた後、独立。服部栄養専門学校にて製菓パンライセンスを取得。チーズプロフェッショナル、ワインエキスパートの資格も有しており、多彩な知識をお持ちです。自宅でのレッスンのほか、カルチャーセンターでの講師、企業やメディアへのレシピ提供など、精力的に活動中。

SCHOOL INFORMATION

名称:パン&料理教室 Salon de farine

エリア:神奈川県横浜市栄区

“パンを通じて食文化を楽しむ”がコンセプト。天然酵母や国産小麦などの厳選した材料でパンを作りながら、パンによく合う料理も学べるのが魅力です。レッスンでは、パンのほか、サラダやスープなどの前菜1品(レシピのみ)、メイン、簡単デザート(口頭でのレシピ説明のみ)を学びます。紅茶付き。1回4,500円。入会金なし。初回お申し込みはHPから。

https://salondefarine.jimdofree.com