焼き立てパンと一緒にフランスの郷土料理も学べる
今回訪れたのは、神奈川県横浜市にある、パンと料理を一緒に学べる「Salon de farine(サロン ド ファリーヌ)」。最寄りの本郷台駅から徒歩約3分のところにあるマンションの一室で、主宰者の三谷良子さんが朗らかな笑顔で迎えてくれました。
今回習うのは、「枝豆のリュスティック」、「鯵のブイヤベース」、「アメリカンポーク 120℃ローストポーク」(料理方法の紹介のみ)の3品です。まずは座学で、メニューの由来やポイントについて理解を深めます。
カウンターキッチンへ移動したら、いよいよ実習のスタート。
パン作りというと、生地を発酵させたり焼いたりと時間がかかるイメージですが、三谷さんのレッスンでは、待ち時間はゼロ、最大限に時間を有効活用してくれるのが特徴です。
まずは、事前に三谷さんが用意してくれた、一次発酵まで終えたパン生地を成形していきます。
今日の生徒さんたちはベテランばかりで、迷うことなく作業を進めていき、あっという間に二次発酵のステップへ。
「もちろん、初めての方がお見えになられた時は横について指導しますよ」と、三谷さん。生徒さんの技量によってペースを変えてくれるので、初心者も安心です。
パンが発酵するまでの時間を利用して、持ち帰り用のパン生地を作っていきます。
材料を計って生地をこねるところまでやるので、帰宅した後すぐに作れるのがうれしいですね。
リュスティックは本来とても水分が多い生地のため、扱いにくいのですが、三谷さんのレシピではまとまりやすい水分量にアレンジしているのが特徴。薄力粉も控えめにして、サクッとした食感を実現させています。枝豆をつぶさないよう、生地はこねないのがポイントだそう。
パンが焼き上がるまでの時間を利用して、メインの「鯵のブイヤベース」を作っていきます。
フランスのマルセイユの郷土料理であるブイヤベースは、白身魚を使うことが多いのですが、今回は旬の鯵を使う点がオリジナルです。