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パン&料理教室 Salon de farine

2022年09月1日

料理教室を主宰する先生からなる会員組織「Kai House Club」。スタッフが人気の料理教室にお邪魔し、レッスンを受けてきました。先生のユニークなキャラクターと充実したレッスン内容は、料理教室を営む人にも、料理教室を探している人にも、インスピレーションを与えてくれます。

>>これまでに紹介した人気教室はこちら!


魚の臭みや型崩れを防ぐため、鯵はあらかじめ香ばしく焼いておくのがポイントだそう。
ほかにも、フランス人直伝のオレンジの皮をプラスすることで、爽やかな風味も加わります。

右から時計回りに、「枝豆のリュスティック」、「鯵のブイヤベース」、「アメリカンポーク 120℃ローストポーク」。仕上げの大粒の塩がアクセントになる軽やかなリュスティックは、「ワインに合いそう!」と生徒さんからも好評でした。

先生はどんな人?

大手料理教室での講師を経て独立後、2008年から教室を運営している三谷良子さん。

「自分の教室を持つことが夢だったんです。以前の職場では、パンからスイーツまであらゆるジャンルをやっていましたが、1番楽しかったのがパン作り。教えるのも食べるのも好きだったので、独立したらパン教室をやりたいと思っていました。あとは、フランスが好きなので、パンに合うフランスのお料理も一緒にご提案したいなと。フランスって地方ごとに魅力が違うので、郷土料理をご紹介できたらうれしいし、レシピのイメージも広がるんです。オリジナルのレシピを提供できるので楽しい反面、マニュアルがない分、すべて自分の責任になりますが、やりがいは大きいですね」

少人数制で個人の教室だからこそ、きめ細やかなサポートができると言います。

「生徒さんそれぞれにペースがあると思うので、個人に寄り添ったスタイルでレッスンを行うように気をつけています。一つ一つのプロセスを丁寧に確認したい慎重な方もいらっしゃれば、どんどん自分で進めていく方も。ご自身のペースで、レッスンを楽しんでいただけたらと思っています。レッスン中もきちんと理解していらっしゃるか目を配りながら、一言ずつお声がけするようにしています。
私、妹が来ると、あれもこれも食べさせたいと思ってしまうんですけど、生徒さんに対しても同じなんです(笑)。生徒さんのことが大好きなので、レッスン中は、まるで自分の妹が遊びに来たときのように接していますね」

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撮影/田尻陽子 取材・文/岡井美絹子

生徒の声

・「単に作り方を教えてくれるだけでなく、なぜそうするのか科学的な理由を説明してくれるので理解が深まります。先生のお人柄や美しい所作なども、学ばせていただいています」

・「パン教室はたくさんあると思うのですが、パンだけではなく料理やスイーツなど、フルコースで学べるところが魅力です」

・「フレンチといっても、身近な食材で作れるし、特別な道具は必要ないのでぐんとハードルが下がります。パンも料理も同時に学べるので嬉しいです」

・「もともとパン好き。こちらの教室ではじめて自分で作った焼き立てパンに感激し、通い続けています。レッスン中はスマホで撮影できるので、自宅でもそれを見ながら復習するので上達も早い気がします。今日のメニューも美味しかったので、すぐに復習するつもりです」

教室主宰者紹介

三谷良子さん

パン&料理教室「Salon de farine」主宰。金融業から料理の道へ進み、大手料理教室での講師を務めた後、独立。服部栄養専門学校にて製菓パンライセンスを取得。チーズプロフェッショナル、ワインエキスパートの資格も有しており、多彩な知識をお持ちです。自宅でのレッスンのほか、カルチャーセンターでの講師、企業やメディアへのレシピ提供など、精力的に活動中。

SCHOOL INFORMATION

名称:パン&料理教室 Salon de farine

エリア:神奈川県横浜市栄区

“パンを通じて食文化を楽しむ”がコンセプト。天然酵母や国産小麦などの厳選した材料でパンを作りながら、パンによく合う料理も学べるのが魅力です。レッスンでは、パンのほか、サラダやスープなどの前菜1品(レシピのみ)、メイン、簡単デザート(口頭でのレシピ説明のみ)を学びます。紅茶付き。1回4,500円。入会金なし。初回お申し込みはHPから。

https://salondefarine.jimdofree.com