コーンブレッドの余った生地は1枚の大きなパンに。パン作りに慣れていない方は、教わった通りに作らなければいけないと思いがちなので、「このパンなら鉄板に広げて焼くだけでもOK」という一例としても参考になります。
この日のデザートは、「ダルゴナコーヒー」。ダルゴナコーヒーは、牛乳の上にコーヒークリームを乗せた韓国の人気ドリンクで、その情報をキャッチした先生がいち早くレッスンに取り入れることに。生徒さんたちも初めて耳にする方がほとんどで、興味津々でデモンストレーションを見ながらメモを取っていました。
「コーンブレッド」から時計回りに、「千切り野菜の混ぜサラダ」「手作り梅ジュース」「トマトそうめん」「わらび餅」の5品。シャンパングラスに入った「ダルゴナコーヒー」は、食後に仕上げて作り立てを味わいました。
先生はどんな人?
ご主人の転勤を機に、神戸でパン作りを始めた佐久間文子さん。神戸で住んでいた社宅にはパン作りが趣味の方がいて、「パンが焼ける香りって、なんて幸せなんだろう」と思ったのがきっかけでパン作りを習い始めたのだそう。
もともとパンが好きだったこともあり、自宅のある所沢に戻ってからパン教室に通って腕を磨き、「幸せな焼き立てパンをおすそわけしたい」という気持ちでパン教室を始めました。
「焼き立てのパンのおいしさを知ってしまうと、買うより自分で作ったほうが満足度も幸福度も上がるので、今ではご飯を炊く感覚でパンを作っています。生徒さんの多くはご家族やお子さんがいらっしゃるので、限られた時間を使ってせっかく教室に来ていただくなら、パンと一緒にお料理も学べたら嬉しいかしらと思って、簡単なお料理も紹介しています。スーパーで買える食材を使って、”簡単なのにおいしい”と感じてもらえるようなレシピを提案して、日々の料理を楽しんでもらえたらと思っています。おいしく食べて心から笑う時間も大切にしていきたいですね」