自宅で再現できるレストラン級のフレンチに、長年通う生徒が続出!
今回お伺いしたのは、東京都の中目黒駅から徒歩5分ほどのところにある、27年も続く人気料理教室「料理教室&Bistrot RIANT -りあん-」。主宰の川名克典さんは、料理の鉄人として知られる日本料理の雄・道場六三郎氏のもとで修業後、フランス料理の道へ。本場パリのレストランで腕を磨き、帰国後は料理教室「エミーズ」で料理長に就任。料理講師としてのキャリアも築きました。独立後は、長年料理人として培った経験を活かした、“料理の本質”を教えてくれるレッスンスタイルを展開し、生徒からの支持を集めています。
レッスンはデモンストレーション形式で行われます。一軒家の2階が教室スペースとなっており、約1時間で前菜、主宰、デザートの3品を講義します。
まずはデザートから。なんと、小麦粉、砂糖ゼロで作る、絶品フィナンシェの作り方をレクチャーしてくれました。
「普通のフィナンシェとまったく違うレシピをご紹介します。年齢的にもみなさん、炭水化物はなるべく減らしたいと思いますので、今日は粉も砂糖も使っていません。でもこれを知ったら、もう外で買うのは損って思っちゃうかもしれないですね(笑)」と、テキパキと手を動かしながら、早く自分でも作ってみたくなるようなトークで生徒さんを惹きつけます。
メインのポトフも、「これを覚えれば、100種類のメニューを作れるようになります」と、レシピだけにとどまらない、和洋中のアレンジ方法についても教えてくれました。また、三つ星レストラン級の味に仕上げるテクニックや調味料、料理人時代のエピソードなど、プロの技術を惜しみなくシェアしてくれます。
色鮮やかなブロッコリーのニョッキも、小麦粉が少なめの配合。普通のニョッキよりもやわらかい生地が特徴ですが、効率よく成形できる方法は目からウロコ!
プロセスが終わったら、いったん生徒さんは1階へ。生徒さんに出来立ての味を提供するため、最終的な料理の仕上げは川名さんが担当します。この間、生徒さんは1階でソムリエールの飯坂由紀さんによるワインのレクチャーを受け、色や香りを確認。生徒さん同士でおしゃべりを楽しみながらワインをいただいていると、一皿ずつ料理がサーブされます。料理教室だけど、まるでレストランのような贅沢な気分に。
前菜「ブロッコリーのニョッキ“デュクセル”」、主菜「初夏のポ・ト・フ」、デザート「焼きたてフィナンシェ デザート仕立て」は、記憶に残るようなワンランク上のプロの味ぞろいです。しかも、きちんと家でも再現できるように、シンプルなレシピに再構築されているところが感動ものです。