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ヨーロッパ食材×日本食材パーフェクトマッチプロモーション企画  タイアップレッスンレポート

2023年12月21日

貝印株式会社は、カイハウスクラブに所属する料理家と連携し、ヨーロッパ(以下*EU)食材を身近な食材として、日本の食卓に取り入れやすくするためのプロモーション企画を実施しました。44人の料理家のみなさんに、EU食材と日本食材の相性の良さが伝わる「パーフェクトマッチ」なレシピを考案していただき、料理家が主宰する教室にてEU食材の安全性や品質に関する認知拡大、販売促進につなげる活動を行いました。その活動の中から、料理家自身が開発したレシピを用い、生徒さんに理解を深めてもらうことを目的とした、タイアップレッスンをレポートします。

 

*EU(European union)欧州連合

ほうれん草をラップごとテリーヌ型に敷き込んだら、彩りを考えながら野菜を敷き重ねていきます。「まず、型の角の部分に、長芋やにんじんの角を合わせるように置くと安定しますよ」という先生のアドバイスを参考に、生徒さんたちはパズルのように野菜を敷き込んでいきます。
白ソーセージ(オーストリア産)や生ハム(イタリア産)、オリーブ(スペイン産)を詰めたところで、パーフェクトマッチのポイントとなる昆布と鰹節で取っただし汁を注ぎます。生徒さんから感嘆の声が上がると、「ゼラチンが入っただし汁は固まると煮凝りのような感じになります。和だしはソーセージや生ハムとも相性がいいんですよ」と磯部さん。
型いっぱいに食材を敷き詰め、最後はほうれん草で蓋をして、冷蔵庫に入れて固めます。その間に、フルムダンベール(フランス産)を使ったソースと、バルサミコ酢(イタリア産)を使ったソースを作ります。

食材だけでなく、お皿でもパーフェクトマッチを提案してくださり、シックな和皿にテリーヌを盛り付けていきます。生徒さんたちも「型にはまらないコーディネートが新鮮で勉強になります」と言って、和洋のマッチングを楽しんでいました。

「ソーセージと彩り野菜の和だしテリーヌ」をメインに、テーブルスタイリングも和モダンで統一。八寸は「柿なます・胡麻クリームがけ」「にんじんとさきいかのナムル風」「蟹と菊花のジュレがけ」「栗渋皮煮とピオーネ・海老のリコッタチーズ白和え」「鴨ねぎロール」。ほかも盛りだくさんで、右上から時計回りに「きのことドライトマトのバルサミコマリネ」と「秋刀魚のチーズ巻き揚げ・山椒味噌添え」、「和牛ステーキ・クリームチーズイクラのせ」「帆立真丈と松茸のお椀」「栗と松茸・銀杏の炊き込みご飯」「里芋とクリームチーズのあられ揚げ」「栗のプリン」と、随所でEU食材と日本食材のマッチングが楽しめる豪華な内容です。

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撮影/田尻陽子 取材・文/田辺千菊

先生の声

以前からヨーロッパ食材が好きで、レッスンでもよく使うことから、この企画を知った時、とても喜ばしく思ったという磯部さん。
「ヨーロッパ食材と日本食材のマッチングは比較的試していますが、私自身、ワインやチーズが好きなので、どうしても大人向けの料理になりがちでした。今回の企画では、多くの方に知ってもらうということを意識して、お子さんも含めて“ご家族で楽しめるヨーロッパ食材×日本食材パーフェクトマッチ”にこだわりました。『ソーセージと彩り野菜の和だしテリーヌ』には6種類のヨーロッパ食材を使っていますが、お子さんも好きなソーセージをメインにして、生ハムやオリーブはアクセント程度に、チーズやバルサミコ酢を使ったソースはお好みでつけるスタイルにしました。ヨーロッパには気になる食材がたくさんあるので、これを機にレッスンでも積極的に取り入れていきたいです」

生徒の声

「生ハムもオリーブもそのままワインと一緒に食べることが多かったので料理に使うという発想がなく、特にテリーヌに生ハムを入れるというのが意外でした。和風のお出汁とも相性がよくて、特別な材料を使わずにこれほど美しいテリーヌが作れることに感動しました」

「まさにEU食材と日本食材のパーフェクトマッチなお料理でした。生ハム、チーズ、アンチョビは常備しているので、これからは日々のお料理にも取り入れてみたいと思いました」

「ヨーロッパの食材はよく買いますが、認証ラベルのことは知らなかったので勉強になりました。品質や安全性の高さも詳しく知ることができて、これからは食材を選ぶときの参考にしたいと思います」

「先生のレッスンではテーブルコーディネートを教えてもらえるのも魅力ですが、今回は洋風のお料理を和モダンでまとめていたのが素敵でした。外国人のお友達も多いので、今日教わった和だしテリーヌでおもてなししたいです」

ソーセージと彩り野菜の和だしテリーヌ

材料 <テリーヌ型もしくはパウンドケーキ型 1本分>

プロシュート生ハム(イタリア産) 3枚
白ソーセージ(オーストリア産) 3本
黒オリーブ(スペイン産・種なし) 8個
発酵バター(ベルギー産) 小さじ2
ほうれん草 2束
オクラ 8本
パプリカ(赤・黄) 1/2個
ヤングコーン 6本
にんじん 1/4本
ブロッコリー 1/4個
カリフラワー 1/4個
長芋 1/6本
ビーツ 小1個
だし汁(昆布・鰹節) 500㎖
醤油 小さじ1/2
粉ゼラチン 15g

●ソースA
フルムダンベール(フランス産/PDO) 15g
生クリーム 50cc

●ソースB
バルサミコ酢(イタリア産) 50cc
ハチミツ 大さじ1

作り方
1. 鍋にだし汁を入れて火にかけ、醤油、水でふやかしたゼラチンを加えて溶かす。
2. ほうれん草はさっと茹で、ラップの上に敷き詰めて、テリーヌ型に敷き込む。
3. ソーセージは発酵バターでさっと炒め、塩・こしょうを少々振る。
4. ブロッコリー、カリフラワー、オクラ、ヤングコーン、にんじん、パプリカは適当な大きさに切ってさっと塩茹でする。長芋とビーツも適当な大きさに切っておく。
5. 2の型に、彩りを考えながら3,4と生ハム、黒オリーブを敷き詰める。
6. 5に1を注ぎ入れ、ほうれん草で蓋をして冷蔵庫で半日冷やす。
7. ソースを作る。Aは生クリームを8分立てにし、やわらかくしたフルムダンベールチーズと合わせる。Bは小鍋にバルサミコ酢とハチミツを入れ、焦がさないように煮詰める。
8. 6が固まったら、食べやすい厚さにカットする。皿にテリーヌをのせ、7のソースと飾り野菜を盛り付ける。

教室主宰者紹介

磯部作喜子さん

東京と名古屋で料理・パン・ワイン・テーブルコーディネートの教室「ル・サロン・ブラン」を主宰。料理洋菓子専門学校「ル・コルドンブルー」にてパン・洋菓子ディプロム取得後、東京・世田谷のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」にて研修。JSA認定ソムリエ、CPA認定チーズプロフェッショナル。食に関する内容をトータルに学べる教室として人気。ヘルシーで作りやすいレシピと華やかなスタイリングが幅広い生徒さんに支持されている。企業とのコラボレート、文化センター講師、レシピ提供など、多方面で活躍中。

Instagram:https://www.instagram.com/salonblanc_sakiko/

EU食材と日本食材のパーフェクト・マッチ!について

食品や飲料に対する本物のおいしさの追求、品質と安全性への誇り、高い製造技術と厳しい衛生・安全・栄養基準や食品表示の徹底、さらには国や地域独特の美味に対する情熱まで、食に関する多くの共通点をもつ日本と欧州連合(EU)は、まさに「パーフェクトマッチ」と言えます。2019年に日本とEU間に経済連携協定(EPA)が結ばれたことによって、ヨーロッパの食材がより身近な存在になりました。厳選されたヨーロッパの食材は、特別な日だけでなく、普段の食卓にもマッチします。日本の食材と合わせて、思いがけない新しい味の発見をお楽しみください。

パーフェクト・マッチ!公式キャンペーンサイト:https://food-match-japan.campaign.europa.eu/ja