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冬の軽井沢を味わう ツアーレポート

イベント
2018年04月1日

「Kai House Club」の会員になると、さまざまな楽しい特典があります。さらに、クラブ内組織としてメディアとの共同プロジェクトなども発足。フードマガジン『ELLEグルメ』(ハースト婦人画報社)とのコラボレートによって運営されている「エル・グルメ フードクリエイター部(FCC)」は、現在約100名の料理教室主宰者たちが活躍する“部活動”で、「Kai House Club」に所属し、なおかつ『ELLEグルメ』でのメディア活動も行う精力的な料理家たちが、セミナーやイベントなど、さまざまな企画に参画し、見聞を広めています。今回は、2月に開催された軽井沢でのグルメツアーをレポートします。

2月のある日、1泊2日で主催されたツアーもまさにそんな企画。「Kai House Club」会員であり、さらに食がテーマのライフスタイルマガジン『ELLEグルメ』(ハースト婦人画報社)の公認料理家「エル・グルメ フードクリエイター部(以下FCC)」の部員としても活躍する20名が、軽井沢にあるラグジュアリーホテル「軽井沢ホテルブレストンコート」に集いました。
Kai House Clubイベントレポート「冬の軽井沢グルメを堪能し、ジビエのおいしさを学ぶ」
ツアーの目的は、「冬の軽井沢グルメを堪能し、ジビエのおいしさを学ぶ」こと。最近、国内各地で問題となっている農村地での害獣被害解決策として、または食の多様化のことなどもあり、鹿やうさぎ、いのししなどを食肉として食べるのがトレンドになっています。
「信州の自然が生んだ豊かな食材の数々を、地産地消の精神でお客様に提供したい」というポリシーのもと、ホテルのメインダイニングとして「ブレストンコート ユカワタン」を運営する「軽井沢 ホテルブレストンコート」。この日のディナーは、その昔、王侯貴族のための特別料理だった「パテ・ド・ロワ」と「野兎のロワイヤル」を中心としたコース「王様のジビエ」を味わいます。
見事なサーブの元、おいしいワインと共に運ばれてくる料理は、プロの料理家である「FCC」からも熱い歓声を浴び、参加者全員が、味わいや調理法についてスタッフに質問したり、ワインとのペアリングを堪能したりと、にぎやかで楽しい夜はふけていきました。
「軽井沢ホテルブレストンコート」1階にある「ザ・ラウンジ」では、カカオをふんだんに使ったガストロノミックなスイーツを思う存分に味わう
1泊2日の滞在中は、このほかにもさまざまな美食体験が。スイーツ好きの人々に人気の、「軽井沢ホテルブレストンコート」1階にある「ザ・ラウンジ」では、カカオをふんだんに使ったガストロノミックなスイーツを思う存分に味わう時間が準備され、ふだんのレッスンでもチョコレートを扱うことの多い料理家たちにとって、カカオの味わいを素材そのままに使用するデザートは興味津々の様子。パティシエにも質問が相次ぎ、充実した学びの時間になりました。
軽井沢にあるラグジュアリーホテル「軽井沢ホテルブレストンコート」
この他、参加者たちにとってもう一つ魅力的だったのが、他の料理教室主宰者たちとの交流です。料理教室の先生というのは孤独な仕事で、いつも生徒たちに囲まれて「先生」と呼ばれ華やかに過ごしているように見えるものの、実は同業者との交わりが極端に少ない……というのがこれまでの定説でした。
しかし、今回のツアー中は、20名の参加者たちはランチ、ディナー、朝食時といった長い時間を共に過ごすことで、さまざまな悩みや成功例を打ち明け合うことができたようです。
充実の2日間は大盛況のうちに幕を閉じました。

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写真/長田朋子

「星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコート ユカワタン」
長野県軽井沢町星野
tel. 050-5282-2267
料金:ディナーコース ¥18,000(税・サービス料別)
※「王様のジビエ」は冬季のみ提供。
※仕入れ状況により、料理内容や食材の産地が一部変更になる可能性あり。
※軽井沢ホテルブレストンコート
宿泊料金:2名1室利用、1名1泊あたり¥17,000~(朝食付、税・サ込み)
http://yukawatan.blestoncourt.com/

Information
「Kai House Club(カイハウスクラブ)」
 
正式名称は「Kai House Culinary Artist Club(カイハウス・カリナリーアーティスト・クラブ)」。貝印が運営する“料理家のコンシェルジュ”をコンセプトとしたメンバーズクラブ。さまざまな特典があり、今回ご紹介の「Kai House Club」主催のイベントやセミナーへの参加など、料理家に役立つ情報や経験が満載。入会資格は「現在、定期的に料理教室を主宰していること」。