
この日、教えてもらった料理の一部をご紹介。前菜の「豚肩肉のロースハム トンナート(ツナ)ソース」は、イタリア・ピエモンテ州の古典料理。本来の仔牛肉の代わりに豚かたまり肉を使い、低温調理器を使ってやわらかくジューシーなハムを手作りしました。「低温真空調理は、イタリアやフランスではおなじみの調理法。ポイントさえ守れば、誰でもおいしく作れるのが魅力です」と本多シェフ。
「フルーツトマトの冷製カッペリーニ」は、ソース用と飾り用でトマトの品種を使い分けるこだわりの一皿。「トマトのパスタなら、トマトを食べているかのような味や食感にしたい」と話す本多シェフは、飾り用に果肉がしっかりしていて、ゼリー質が少なめのファーストトマトを使用。アレンジレシピでは、イチゴを使った冷製カッペリーニも披露してくれました。
本格ハム作りに使用したのが「The Sousvide Machine(ザ・スービッドマシーン)低温調理器」(貝印)。食材を真空または密封包装するところから、一定の低温での加熱調理までをこの一台で。低温で真空調理した食材は、うま味や栄養素が閉じ込められ、家庭でもプロの味が再現できます。
デモンストレーション後には、お待ちかねの試食タイム。ワインも提供され、試食というにはあまりに豪華なラインナップと十分なポーションで、参加者たちはおなかも心も存分に満たされていた様子。この時間は、同じ料理を志す会員同士の交流の場でもあり、どのテーブルも会話がはずんでいました。
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