
素材の“水分を抜く”テクニックを存分に学ぶ
レッスンでは、1品1品手際良く仕上げながら、植竹シェフの料理の考え方、野菜の美味しさを引き出すテクニック、素材の活かし方などを惜しみなく教えていただきました。
たとえば春に旬を迎えるホワイトアスパラガスは、産地による味の違いや、美味しさを引き出す下処理のコツなど、プロならではの知識が満載で、ワンランク上の味に仕上げることが可能に。
カメラがクローズアップしてくれるので、火入れの加減も目で確認できるのが、オンラインレッスンの強みです。なぜフライパンではなく炙るのか、炙ることによってどういう効果が生まれるのか、常に調理工程の理由や意味を説明してくれるので理解が深まります。
カルボナーラをなめらかに仕上げるポイントも、しっかり解説してくれました。「IHは均等に火が入るので、常に混ぜながら、フライパンは前後に揺らしながら行ってください」と植竹シェフ。次々と手際良く料理が仕上げられ、スタジオにはいい香りが充満しています。
植竹シェフの真骨頂ともいえる、野菜の素焼きテクニックも披露してくれました。野菜の水分を抜く作業の重要性や見極め方、オイルをまとわせるタイミング、調味料に頼らずとも美味しく仕上げるコツなど、ここでしか聞けない情報のオンパレードに、参加者たちはメモをとる手が止まりません。
植竹シェフが長年愛用しているオリーブオイルや、デザートに使用したモスカートダスティ(イタリア・ピエモンテ州のマスカットベースのワイン)の銘柄が教えてもらえるのも、料理家のみなさんにとっては嬉しい限り。シェフの味に近づく一歩です。