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料理家のためのボディメイク法

スキルアップ
2019年05月15日

「人と接する上では、仕事のスキルだけでなく、見た目の印象も大事」という発想は今や常識となりました。そのためには、メイクやファッション、表情などと並び、「姿勢」や「体型」も重要なポイントです。今回は、多くの著名人からも支持される“ボディメイクの達人”、「スタジオボディデザイン」主宰のインストラクター、加藤康子さんにお話を伺いました。

④歪みを正して左右のバランスを整える「スパンツイスト」


ピラティスなどでは座って膝を立てて行うことが多いですが、立ったままでも可能です。
両手を左右に大きく広げ、骨盤は動かさないようにしながら、上半身を、背中を伸ばすように深く左右に回転させます。ぎゅっとひねるイメージでやれば正解です。これを左右3回ほど行います。背中の動きが良くなり、左右の歪みも正されるとともに、インナーマッスルを鍛える効果もあります。

⑤縮こまった体を伸びやかにする「体側伸ばし」


長時間同じ姿勢が続いた後は、体側を伸ばしておくと、巡りが良くなり、姿勢が整います。両手の指を組んで手のひらを外に向けるように裏返し、高く上げます。そのまま真横に上半身をぎゅっと曲げ、反対側も同様にします。これを3回ほど行います。背中、腰、肩などの縮こまりがほぐれ、コリの緩和に効果があります。
プチエクササイズを日常に取り入れると良いこと尽くし。体の可動域を広げることで、姿勢良く、筋肉が程よく保たれた「健康的な料理家」を目指してみませんか。

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撮影/山下みどり 取材・文/吉野ユリ子

お話を聞いた人
加藤康子さん
スタジオボディデザイン主宰/運動・美容インストラクター
長年に亘るフィットネス指導経験から、加圧ピラティススタジオ「スタジオボディデザイン」をプロデュース。エクササイズに美容的な施術を取り入れたメソッド「加藤式ビューティープログラム」を開発。「非炎症性運動」による即効性が魅力で、多くの美意識の高い著名人に支持を得て、女性誌を始めテレビなど各種メディアで紹介されている。また化粧品やエクササイズ用品などの開発プロデュースにも携わる。http://www.body-d.com/