大草直子さん 似合う服の見つけ方

スキルアップ
人気ファッションエディター、大草直子さんに聞く「似合う服の見つけ方」【好感度アップコラム】

自分らしさを生かしたファッションが、魅力を引き出したり、個性を立たせたりするのに必要だとはわかっていても、そもそも自分に何が似合うのかがわからない! 料理には自信があっても、ファッション面では不安という人も多いかもしれません。服装は個人事業主にとっては社会へのメッセージであり、時には営業ツールのひとつでもあります。今回は人気の理論派ファッションエディターとして、長年多くの女性が輝くヒントを提案してきた大草直子さんにお話を伺いました。

2019年08月14日

自分のファッションヒストリーを振り返る

さらに大草さんがすすめるのは、自分のこれまでのファッション遍歴を振り返る作業です。

「幼少期の記憶に遡り、大切にしていたのはどんな服か、ファッションの傾向が変わったのはどんなきっかけかなどを思い返してみてください。今日のあなたのファッションは一朝一夕に形成されたわけではなく、これまで30年、40年と毎日選んできた洋服の積み重ねだというのがわかるはずです。ファッションというのは、その人の今の内面を映す鏡であり、目指すべき未来の方向を照らす光でもあります。だからこそ、似合う服を着たいならセルフコーチングの時間を惜しんではいけないと思うんです」

なかなか大変そうな作業ですが、本当に似合うものを着たいなら、必ず取り組むべき、と大草さんは言います。

「本当に似合うものは自分にしかわかりませんし、私もそれを指摘して差し上げることはできません。カラー診断などで大枠のことはわかるかもしれませんが、自分の職業や性格、心理状態、なりたい女性像など、さまざまなものが絡み合って、“似合う”が決まるんです。厳しいようですが、日々自分と向き合って、自分を客観的に見つめることができる人だけが、その答えに出合えるんです」

選び方次第で誰もが似合う「シャツ」を味方に

とはいえ、明日何を着れば良い? と悩んでいる人におすすめなのがシャツ、と大草さん。

「シャツとひとことで言っても、サイズ感、素材、襟の形や大きさ、袖の感じ、色や柄などさまざまな要素があります。また、襟は立てるのか、袖はロールアップするのかたくし上げるのか、といった“着こなし方”次第でも印象は変わります。そういった要素をきちんと見極めることで、どんな人にも必ず似合うシャツが見えてくるものです。料理家の方は、一日の多くの時間、エプロンをつけて過ごしていると思いますので、印象を決めるのは主に胸元と腕の部分ですよね。シャツというアイテムはこの2パーツで味を出すことにも長けていますし、清潔感やきちんと感を演出することもできる優れたアイテムです」

「サイズ感」が合う店は見つけておくべき

さて、似合う服を買いたいと思った場合、まずどんな店に足を運べばよいのでしょうか。

「似合うかどうかの基準として、特にシンプルなシャツやパンツなどはサイズ感が大きく影響します。同じ9号でも、シャツなら肩幅や襟周り、袖丈、身幅などが少しずつ異なるので、フィットするものと出会えたら着心地良く自信を持って着られると思います。国による特徴もあるので、まずは日・仏・英・米の4カ国の有名ブランドで試着してみると良いのではないでしょうか」

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撮影/山下みどり 取材・文/吉野ユリ子

お話を聞いた人:大草直子さん(スタイリスト、ウェブマガジン「ミモレ」コンセプトディレクター)

1972年生まれ。大学卒業後、婦人画報社(現ハースト婦人画報社)に入社。雑誌「ヴァンテーヌ」の編集に携わったのち、独立。新聞、カタログを中心にスタイリング、エディトリアルをこなすかたわら、広告のディレクションやトークイベント出演、執筆業にも精力的に取り組む。2015年よりWEBマガジン「mi-mollet(ミモレ)」の編集長、2018年より、同マガジンのコンセプトディレクターに。プライベートでは3児の母。自分メディア「AMARCamarclife.com」主宰。

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