
話題になる動画撮影のポイントをこっそりご紹介!
そんなYOSHIROさんが動画を作る上で具体的に覚えておくといいというスキルをアドバイスしてくれました。
「例えば僕の場合、肉や野菜を焼く際の“ジュージュー”といったシズル感を伝える音は直接マイクで拾っていますが、プロセス解説の声は別撮りにしています。その方がクリアに聞こえて、クオリティが上がるからです。その録音も、壁に向かって言うのか、カーテンに向かって言うのかで音の響き方が変わりますから、体の向きを変えて試すことも大事でしょう」
このほかにも、LEDライトを2灯、距離を変えて立てることで、自然光のような立体的な光が作れることや、フライパンの柄はまっすぐよりも斜め45度の位置に設置した方が動きのあるビジュアルが作れることなどを教えてくれました。
「映像制作会社の方に教わったこともたくさんありますし、トライアンドエラーで身につけたことも。最初のうちは本当に失敗ばかり。天板も何度も買い直したし、撮影の途中でカメラの電池が切れたり、最後に材料が足りなかったことに気づいたり!ということも(笑)」
揃えておきたい「動画撮影必須アイテム」は?
最初に揃えるべきアイテムを伺うと、「いきなりすべてを揃える必要はないと思いますが」と前置きした上で、あると便利なものを教えてくれました。
・動画用カメラ(YOSHIROさんはCM撮影用のものをレンタルで使用)
・三脚(最初は安価なものを購入したものの、近くを歩くだけで揺れるのでしっかりしたものに買い直した)
・ライト(LEDライトと補助ライト。仕上がりの好みによって選ぶべきものが変わる。YOSHIROさんも数度買い直し)
・IH用コンロ(俯瞰での料理撮影に必要)
・フライパン(銅色のものが動画映えする)
・マイク
・マイクスタンド
・インターフェイス(音声を変換して動画に取り込む機械)
・パソコン
・編集ソフト(YOSHIROさんは「ファイナルカットプロ」を使用)
・衣装(自分が出る場合。YOSHIROさんは本格感を出すこと、覚えてもらうことを意識してコックコートを着用)
中には高額なものもありますが、持っているもので用が足りるもの、安価なものも多いので、本気でトライしたいならじっくり調べて検討してみましょう。