特集記事

モダン・ベトナミーズ アンディ

レストラン
2018年06月8日

料理とドリンクのペアリングは食事の楽しみ方のスタンダードになりつつありますが、ワインとベトナム料理のマッチングを体験できるレストランが昨年夏にオープンし、食通はもちろん、ヘルシーでおいしい食事を好む女性たちを中心に支持されています。


東京・外苑前駅から徒歩5分ほどの位置にある「Ăn Đi(アンディ)」は、日本を代表するワインテイスターでワインディレクターの大越基裕さんが営むモダン・ベトナミーズ・レストラン。これまで蓄積してきた豊富なワインの知識をアウトプットできる場所を作りたいと考えていた大越さんは、海外でアジア料理とワインのペアリングを提案するお店が増えていることに着目。他のエスニック料理と比べて唐辛子を多用しないことから、よりワインとの相性が良いベトナム料理を選んだといいます。フランスや中国の影響を受けて独自の食文化を形成しているベトナム料理は、ハーブやスパイスの香りを生かした繊細な味わいが特徴。その魅力を十分に堪能するにはコース¥5,900とドリンクペアリング¥4,900の組み合わせがおすすめですが、アラカルトでもオーダーできます。ドリンクは、自然派ワインを中心に約16カ国150種がセレクトされ、日本酒なども用意されています。
2018年3月からは、東京・西麻布の二ツ星フレンチレストラン「レフェルヴェソンス」のスーシェフとして腕を振るっていた内藤千博さんがシェフに就任。アジア諸国の料理にも造詣が深く、また国内外の優れた生産者たちと交流のある内藤シェフは、その時期に最良の食材をと日本の農産物も使った独自のベトナム料理を構築。現地の味をただ再現するのではない、より洗練されて舌になじむ料理の数々に、ますます注目が高まっています。食材の旬に合せて季節ごとにレシピが変わる一皿一皿を、ワインと共にじっくり味わいましょう。

香りと食感を計算して再構築されたモダン・ベトナミーズ

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撮影/平松唯加子  取材・文/江原裕子

「Ăn Đi(アンディ)」 の詳細情報

店名 「Ăn Đi(アンディ)」 
電話番号 03-6447-5447
住所
東京都 渋谷区 神宮前3-42-12 1F
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営業時間 18:00~23:00L.O.
土・日曜のみランチ11:30~14:00L.O.
ジャンル エスニック料理

シェフの紹介
内藤千博さん
調理師専門学校を卒業後、飲食店やウェディングサービスなどを手掛けるCITABRIAに入社。東京・西麻布の二ツ星フレンチレストラン「レフェルヴェソンス」の立ち上げから参加。国内の数多くの生産者の元を訪れて見聞を広めながら、アジア諸国の食文化に刺激を受ける。「レフェルヴェソンス」でスーシェフを務めた後、2018年3月「アンディ」のシェフに就任。フレンチの経験に日本の食材やエスニック料理に関する本場の知識を融合させた、新しいベトナム料理を提供する。