
東京・外苑前駅から徒歩5分ほどの位置にある「Ăn Đi(アンディ)」は、日本を代表するワインテイスターでワインディレクターの大越基裕さんが営むモダン・ベトナミーズ・レストラン。これまで蓄積してきた豊富なワインの知識をアウトプットできる場所を作りたいと考えていた大越さんは、海外でアジア料理とワインのペアリングを提案するお店が増えていることに着目。他のエスニック料理と比べて唐辛子を多用しないことから、よりワインとの相性が良いベトナム料理を選んだといいます。フランスや中国の影響を受けて独自の食文化を形成しているベトナム料理は、ハーブやスパイスの香りを生かした繊細な味わいが特徴。その魅力を十分に堪能するにはコース¥5,900とドリンクペアリング¥4,900の組み合わせがおすすめですが、アラカルトでもオーダーできます。ドリンクは、自然派ワインを中心に約16カ国150種がセレクトされ、日本酒なども用意されています。
2018年3月からは、東京・西麻布の二ツ星フレンチレストラン「レフェルヴェソンス」のスーシェフとして腕を振るっていた内藤千博さんがシェフに就任。アジア諸国の料理にも造詣が深く、また国内外の優れた生産者たちと交流のある内藤シェフは、その時期に最良の食材をと日本の農産物も使った独自のベトナム料理を構築。現地の味をただ再現するのではない、より洗練されて舌になじむ料理の数々に、ますます注目が高まっています。食材の旬に合せて季節ごとにレシピが変わる一皿一皿を、ワインと共にじっくり味わいましょう。