
イタリア料理が好き、さらに粉モノ(小麦粉)が好きと話す料理長の菊池隆樹さん。サラリーマン経験を経て、27歳で料理の世界へ。30歳のときにイタリアに渡り、各地で腕を磨きました。帰国後に料理長に就任した店でサービスの神作知子さんに出会い、ともに独立。コーネルは、メニューを用意しないスタイルで営業しています。その日の素材を菊池さんのアイデアで盛り込むため、次々に新しい料理が生まれるから。イタリア料理店でありながら、シグネチャーはおでんと水餃子。食事のメインはパスタ料理ですが、粉ものつながりから、パン類のバラエティも豊富です。
毎日店で焼き上げ、アミューズとして供されるパン。この日は、パルミジャーノとベーコンを使用したもの。
鶏ガラや牛肉のスープで煮込んだおでん(1個300~500円目安)。顔ぶれは時季により異なりますが、トマトやホワイトアスパラ、焼きナスとモッツアレラチーズの巾着など。ンドゥイヤやジェノヴェーゼ、味噌とゴルゴンゾーラチーズ、生七味と味わいのアクセントになる薬味もユニークです。
同店スペシャリテの水餃子(1個240円)。プルンともちもちの皮の中には、豚バラ肉にあめ色に炒めて甘味を引き出した玉ねぎ、切り干し大根、ポルチーニを混ぜた餡。バルサミコで作ったポン酢やチリオイルでいただきます。中華居酒屋とイタリア現地で経験を積んだシェフの発想が融合した、パスタ感覚の餃子です。