特集記事

“こねる”がコンセプトのイタリアン

レストラン
2019年06月26日
昨年3月、渋谷に誕生した「Konel(コーネル)」。“こねる”を意味する店名を掲げ、小麦粉料理を看板に据えています。予約はFacebookのメッセンジャーのみながら、すでにリピーター続出のお店を訪ね、人気の秘密を探りました。

イタリア料理が好き、さらに粉モノ(小麦粉)が好きと話す料理長の菊池隆樹さん。サラリーマン経験を経て、27歳で料理の世界へ。30歳のときにイタリアに渡り、各地で腕を磨きました。帰国後に料理長に就任した店でサービスの神作知子さんに出会い、ともに独立。コーネルは、メニューを用意しないスタイルで営業しています。その日の素材を菊池さんのアイデアで盛り込むため、次々に新しい料理が生まれるから。イタリア料理店でありながら、シグネチャーはおでんと水餃子。食事のメインはパスタ料理ですが、粉ものつながりから、パン類のバラエティも豊富です。

毎日店で焼き上げ、アミューズとして供されるパン。この日は、パルミジャーノとベーコンを使用したもの。

鶏ガラや牛肉のスープで煮込んだおでん(1個300~500円目安)。顔ぶれは時季により異なりますが、トマトやホワイトアスパラ、焼きナスとモッツアレラチーズの巾着など。ンドゥイヤやジェノヴェーゼ、味噌とゴルゴンゾーラチーズ、生七味と味わいのアクセントになる薬味もユニークです。

同店スペシャリテの水餃子(1個240円)。プルンともちもちの皮の中には、豚バラ肉にあめ色に炒めて甘味を引き出した玉ねぎ、切り干し大根、ポルチーニを混ぜた餡。バルサミコで作ったポン酢やチリオイルでいただきます。中華居酒屋とイタリア現地で経験を積んだシェフの発想が融合した、パスタ感覚の餃子です。

1 2

撮影/大木慎太郎  取材・文/木村千夏

Konel(コーネル)の詳細情報

店名 Konel(コーネル)
URL https://www.facebook.com/konelshibuya
住所
111
Google Mapで確認
ジャンル イタリア料理

シェフの紹介
菊池 隆樹(キクチ タカキ)さん
青森県出身。大学卒業後、レコード会社勤務を経て、退職後に国分寺の中華居酒屋で料理の基礎を学ぶ。30歳で渡伊し、エミリア=ロマーニャ州、ボローニャのリストランテやサルデーニャ島、ブレシア、ローマなどでイタリア料理の経験を積む。帰国後は、「AWkitchen」料理長に就任。同店で店長だった神作知子さんとともに2018年3月、渋谷に「Konel」を構え、独立を果たす。