はちみつを使った薬膳で、はちみつの新たな魅力を発見!
今回取材にお伺いさせていただいたのは、日本はちみつマイスター協会代表理事・河村千影さんが主宰する、はちみつ薬膳料理教室「養生薬膳style SEN」。最寄駅の人形町駅から徒歩約5分、水天宮前駅から徒歩約8分、三越前駅から徒歩約10分と、3駅使えて便利な立地にある教室は、古き良き日本の伝統的な空気感が漂うエリアにあります。
教室に入ると目に飛び込んでくるのは、国内外から集められた圧巻のはちみつ棚です。
「100種類くらいはあるでしょうか。はちみつとひとくくりにできないくらい、味も色も違います」と、はちみつの魅力を伝えてくれる河村さん。
レッスンは、はちみつと薬膳に関する座学がメインで、最後にはちみつを使った薬膳スタイルの料理を試食します。メニューのレシピはもらえますが、調理実習はありません。とことんはちみつについて学びたい方におすすめの内容です。
「はちみつ薬膳」とは、東洋医学に基づいた陰陽五行説をベースに、はちみつを取り入れた河村さんオリジナルの薬膳です。テキストはカラーで見やすく、難しいイメージの薬膳もわかりやすいよう工夫されています。
「はちみつは、食べる薬と書いて“食薬”と呼ばれるほど、抗菌力が高くて健康に役立つものです」と河村さん。
講座では毎回、いろいろな産地の異なる種類のはちみつをテイスティングします。
今回テイスティングするはちみつは、静岡県産「ミッカビミカン」、山口県産「カラスザンショウ」、イタリア産有機「クリ」の3つです。
まず、はちみつの色や香りを観察。種類によって、色の濃淡や香り方がまったく違うことに驚かされます。
「はちみつは、季節や採れる土地によっても味が変わってくるんです。“みかんのはちみつ”と謳っていても、場所が違うと土の栄養が異なるので、風味に違いが生まれるのが興味深いところですね」と河村さん。