フランス家庭料理 料理教室イマジネ

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個性豊かな料理家たちが所属する「Kai House Club」。全員が料理教室を主宰する先生であり、各々のこだわりが光るレッスンを展開しています。魅力的な内容で多くの生徒が集う教室にお邪魔し、その人気の秘密をレポート。料理教室を探している人も、料理教室を主宰する先生たちにとっても、ヒントになる情報が満載です。

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2019年09月2日

日々の暮らしで実践できるフランス家庭料理を学べる

フランス料理をベースとした家庭料理を学ぶことができる、「料理教室 IMAGINER(イマジネ)」。恵比寿駅から徒歩約10分のマンションの一室で、レッスンが開催されています。教室を主宰する伊藤くみさんは「家庭で気軽にできるように」と、料理の基礎をはじめ食文化や技術の講習をはさみながら、実習スタイルでレッスンを行っています。生徒一人一人が料理の各手法を理解して、家庭でオリジナル料理を作れるようになるのが目標です。

「フランスの家庭料理とひとことで言っても、地域によって異なります。さらに移民国家ということもあり、多種多様な料理があるのも魅力なんですよ」と、伊藤さん。そういった食文化を伝えるため、テーマに趣向を凝らしたレッスンは、「イメージしていたフランス料理よりも、さまざまなメニューを学べる」と生徒から支持されています。

「料理教室IMAGINER」には、フランスの伝統的な家庭料理にトレンドを取り入れたメニューを学べる「フランス家庭料理コース」と、フレンチテイストをベースとしながらシンプルで作りやすいおもてなし料理を学べる「毎日のおウチ料理コース」の2つがあります。

今回の取材で伺ったのは、「毎日のおウチ料理コース」。この日のレッスンは「地中海料理」をテーマに、フランスやイタリアをはじめ、チュニジア、モロッコ、アルジェリアといったマグレブ(アフリカ北西部)の地域で食べられているメニューを作ります。テーマに合わせてトルコのカトラリーや雑貨でコーディネートされたテーブルに、「今日はどんなレッスンだろう」と盛り上がる生徒たち。そんな和気あいあいとした雰囲気の中で、レッスンが始まりました。

実習スタイルでオリジナル料理を作れるように

この日のメニューは、前菜の一皿目が「フェタとスイカのサラダ」、「カラブリアのポテトフリット」、「デュカ入りのトルティーヤ」の盛り合わせ。さらに前菜の二皿目に「かつおのハーブたたき マスタードサラダ」、メインに「牛肉のクスクス(牛肉と野菜の煮込みとスムール)」、デザートに「リコッタムースのはちみつナッツソース」を作ります。盛りだくさんの内容ですが、どれも作り方はシンプルなものばかり。家庭でも手に入りやすい材料を基本としながら、地中海料理ならではのスパイスや調味料を使います。

レッスンは、伊藤さんがポイントを説明してから生徒全員で作業に取り掛かり、全メニューを仕上げてから試食するという流れ。切り物に始まり調理、さらに最後の盛り付けも、伊藤さんがお手本を示してから、それを参考に生徒たちが仕上げます。一人一人が身をもって体験することで、技術を身に付けることができます。

「モロッコ料理では、パプリカ、シナモン、コリアンダーというスパイスの組み合わせが多いのが特徴です」と、伊藤さんはその日使うスパイスを生徒たちに見せながら説明。家庭ではあまり馴染みのないスパイスでも、どこの国のスパイスなのかといった知識から、購入できるお店、さらに「調理するときにスパイスを直接液体に加えてはいけません」など、扱い方を丁寧に教えてくれたのが印象的でした。

前菜の一皿目は3品の盛り合わせ。「フェタとスイカのサラダ」は、ギリシャ原産のフェタチーズとスイカ、オリーブを合わせ、オリーブオイル&塩で味付けしたシンプルなサラダ。「カラブリアのポテトフリット」は、南イタリア・カラブリアで食べられているコロッケ。どちらも、エジプト発祥のミックススパイス「デュカ」を混ぜたトルティーヤと共にいただきます。

前菜の二皿目は、「かつおのハーブたたき マスタードサラダ」。かつおにコリアンダーパウダー、タイム、こしょう、塩、すりおろしにんにくをまぶして、表面をフライパンでさっと焼き上げます。マスタードソースは、マスタードにオリーブオイルを加え、しっかりと乳化させるように練り混ぜるのがポイント。「このソースは、鯛の刺身にもよく合いますよ」と、活用法を教えてくれました。

メインは、「牛肉のクスクス(牛肉と野菜の煮込みとスムール)」。マグレブの料理で、イタリアでも日常的に食べられています。現地には煮込みを作る専用の鍋がありますが、今回は家庭用の鍋を使用。牛肉と野菜類にパプリカ、シナモン、コリアンダーなどの調味料を加えたら、あとはたっぷりの水分で煮込むだけ。手間いらずなレシピに生徒も喜んでいました。

デザートは、「リコッタムースのはちみつナッツソース」。「ムースは卵白のみを使う作り方と、ゼラチンを使う作り方があります。フランスでは卵白のみで作られる方が多いんですよ」と解説しながら、今回は卵白のみを使うレシピを教えてくれました。

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撮影/井上美野 取材・文/松尾友喜

教室主宰者紹介
伊藤くみさん
料理家、ソムリエ。山形県出身。栄養士の母の影響で食に親しみ、会社員を経て服部栄養専門学校で学ぶ。フランス料理店勤務後、1998年より「料理教室IMAGINER」を主宰。フレンチをベースに、野菜を多用した家庭で作りやすいメニューを提案。「豊かな食卓はココロのゆとりと元気の素」をモットーに、食の幸福感を分かち合うレッスンを実践している。また、イベントの講師、企業のレシピ開発、スタイリング提案なども精力的に行う。


SCHOOL INFORMATION
名称:料理教室IMAGINER
エリア:東京都渋谷区(恵比寿)
特徴:家庭で気軽にできるフランス料理をテーマに、2018年で開講20周年を迎えた。フランスの定番料理にトレンドを取り入れた「フランス家庭料理コース」と、華やかだけどシンプルに作れるおもてなし料理を学べる「毎日のおウチ料理コース」がある。レッスンは前菜、メイン、デザートを実習スタイルで作り試食。どちらのコースも毎月開講し、各月ごとの予約制。受講希望者はホームページで開講スケジュールを確認してからお問い合わせを。
URL:http://itokumi-imaginer.com/
Instagram:@kumiito


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