まずは、富山県がなぜ豊かな資源に恵まれているのか、その理由や魅力について解説。とくに、立山連峰から流れ出る雪解け水によって生み出される富山湾は、天然の生簀といわれており、たくさんの水産物がとれる食材の宝庫です。
この日のプレゼンターは、「和み継ぐ神田賀子の和の家庭料理」を主宰する神田賀子さん。現地へ視察に行き、新鮮な食材や生産者さんとの交流を通して知識を深めた神田さんが、富山食材を使用したレシピを紹介してくれました。
「母が富山の高岡市出身ということもあり、幼い頃から慣れ親しんだ土地ではありましたが、今回改めて富山の美味しい食材をたくさん体験させていただきました」
神田さんが考案してくれたのは、『ブリとこんかいわしのたたき 富山・酒と器のマリアージュ』。
「今回は、富山の柿太水産の“こんかいわし”を使ったレシピをご紹介します。新鮮ないわしを糠漬けにして保存性を高めた北陸の伝統食材なんですが、お酒のお供にもぴったりの味わいなんですよ。こんかいわしは中骨まで食べられますが、いわしの身が太いものは中骨も太いものが多いので、骨は取り除くか、身が細いものを選ぶのがおすすめです」