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初対面で相手の心をつかむ方法

スキルアップ
2019年01月22日
料理教室に通ってきてくれる生徒はもちろんのこと、出版社やテレビ局などのメディアに対する営業を行ったり、企業とのコラボレート企画に携わったりと、フリーの料理家といっても仕事をする上で初対面の人と話す場面は避けられません。その場で相手から「この人と一緒に仕事をしたい」「この先生に習ってみたい」「この人の話をもっと聞きたい」と思ってもらえるには、どんなことが大事なのでしょうか?

約束の場にまだ相手が来ないなと油断をして、スマホを見ながらぼんやり歩いていたら、相手に声をかけられ、そこから元気よく背筋を伸ばしても手遅れ、ということにもなりかねません。15メートル離れたところに立っている人々の中に未来の大切なクライアントがいるかもしれない、という気持ちで、仕事先に向かう電車を降りた時から相手に会っているつもりで、姿勢よく、元気よく歩くことが大切でしょう。
「カスタム イズ ザ セカンドネイチャー」。習慣は第二の天性だ、と佐藤さんが教えてくれました。日頃から心、表情、声、姿勢を意識することで、初対面の場面を楽しく乗り切りましょう。

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撮影/山下みどり 取材・文/吉野ユリ子

お話を聞いた人:佐藤綾子さん(博士・パフォーマンス学)
1969年信州大学教育学部卒業、上智大学大学院、ニューヨーク大学大学院修了。日本におけるパフォーマンス学の第一人者として活躍。ハリウッド大学院大学教授、博士(パフォーマンス学・心理学)、国際パフォーマンス研究所代表。日本カウンセリング学会認定スーパーバイザーカウンセラー。「自分を伝える自己表現」をテーマにした著書は180冊以上、累計315万部を超える。