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シーンに応じた料理家のためのネイル術

スキルアップ
2018年08月20日

料理家は何かと手元が注目される職業。年を重ねた場合、すっぴんの爪は不健康に見えることもあるし、かといって「料理をする手にネイルはNG」と思う人も多そうで、どうすべきか迷うところ。そんな料理家ならではの手元の悩みについて、人気のネイルサロン「ネイディーンネイルズ」を主宰するトップネイリストの高野尚子さんが答えてくれました。
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週に1度はスペシャルケアでさらに手元をランクアップ

ネイディーン高野尚子
貝印の「キューティクルエッセンス」と「キューティクルリムーバー」、そしてプッシャーがポーチに入ってセットになったもの。甘皮のお手入れに。
日頃のお手入れとは別に、週に1度、もしくは時間ができたタイミングでもいいので、キューティクルケアを行っておけば万全です、と高野さんは言います。
「素の爪で過ごす人は特に、です。ネイルカラーでごまかせない分、素の状態を常にベストに保っておくにはケアが大切。お風呂に入って爪の周りがやわらかくなっているときにプッシャーで爪の根元の薄皮を押し、ガーゼなどで優しくこすると爪の輪郭がきれいになります。その後、キューティクルエッセンスやオイルで保護しておきましょう。甘皮は人によって伸びやすい人、あまり伸びない人と個人差がありますが、少しケアするだけでもかなり手元の印象が変わるので、ぜひトライしてみてください」

手の形に自信がなくても、ネイルでカバーできる!

実は意外に手の形にコンプレックスを持っている人は多いもの。それが原因で料理家として引っ込み思案になってしまうようなら、今すぐ解消すべきです。高野さんから最後にメッセージが。
「指が短い、曲がっている、爪が短い、反っている、ガタガタしているなど、手元の悩みは人によってさまざまですが、ネイルのデザインを借りれば、かなりカバーできるんです。私自身も指にコンプレックスがあったのがこの仕事に就いたきっかけです。コンプレックスがなくなることで、もっと自信を持って仕事をできるようになれば、仕事の幅も広がるのではないでしょうか」
 
いかがでしょうか。料理家はネイル厳禁! と、爪のケアをあきらめるのではなく、シーンに応じたネイルカラーを取り入れたり、こまめなお手入れで美しい手元を保つことも重要だということがわかりました。美しい手元から美しい料理が生まれる様子は、生徒の皆さんにとってもいっそう豊かな時間につながるはず。ぜひネイルケアを始めてみてください。

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撮影/山下みどり 取材・文/吉野ユリ子

話を聞いた人;高野尚子さん(Naoko Takano)
「ネイディーンネイルズ」トップネイリスト。ファッションとリンクしたネイルアートの第一人者として、雑誌、広告等で幅広く活躍。上質なネイルアートは数多くのモデルやアーティストに支持され、来日セレブのネイルを手がけることも。最前線のリアルな美容情報を伝える美容賢者として、TV、ラジオ、講演、企業ビューティアドバイザーなど、ネイル以外のフィールドでも幅広く活躍中。http://www.nadine.jp