「ボケ味」を楽しめるのが、一眼レフカメラの魅力
前回はスマホカメラで撮影する魅力を伺いましたが、スマホでもそんなに素敵な写真が撮れるのに、高価で複雑な一眼レフを使うのはどんな魅力があるからなのでしょうか?
「一番レフの一番の長所は“ボケ”の味わいを楽しめるところでしょう。対象となる被写体以外の部分をボケさせることで、立体感や柔らかい雰囲気、特別感を生み出すことができます。またレンズを変えられるのも一眼レフの楽しさ。最初は1種類あればいいけれど、自分らしい写真を楽しみたくなってきたら、いろいろ揃えると写真の幅が広がりますよ」
初心者はまず基本をマスター!一眼レフカメラで上手に写真を撮るためのポイント
一眼レフカメラを使ったことがない!という方のために是非覚えておいてほしい2つのポイントをご紹介しします。
1)正しいカメラの持ち方
まず右手でグリップを握り、左手はズームリングに添えつつレンズ全体を下から手のひら全体で支えるように持ちます。下で支えることで、カメラの重さを受け止めて手ブレが起きにくくなります。また脇を締めて体に固定させることでも、ブレが抑えられます。脚は肩幅程度に開き、重心も安定させましょう。
縦位置で撮影する場合は、シャッターボタンを下にして撮影するのが、ブレにくい写真のためにおすすめですが、窮屈さを感じるならシャッターボタンを上にして撮影しても良いでしょう。その場合はカメラを安定させることを特に意識して。横や後ろに柱や壁がある場所なら、体を保も掛けさせて撮影することでも、ブレを抑えられます。台や手すりなどに肘を載せて撮影するのもおすすめです。
2)ホワイトバランスで色調を調整する
デジタルカメラでは、光源による「色被り」を調整する機能があり、蛍光灯、曇天、電球などの状況によって不安定になりがちなものをホワイトバランスで調整することができます。さまざまな光の状況を想定したいくつかのモードが搭載されていますし、オートホワイトバランスで自動的に調整もしてくれます。