
毎日コツコツ、戦略的なSNSマーケティング
男子料理の時も、パクチーボーイの時も、Instagramに1日1投稿をアップすることを続けてきました。「#パクチー大好き」や「#パクチーLOVE」のハッシュタグをつけているアカウントにリアクションして、フォローするなどファンを増やすための行動を続けていたそうです。
レシピ本の制作やメニュー監修、社員食堂の運営など、多忙な毎日を過ごす中、現在でも、ブログでは日常のこと、食べに行ったお店のこと、読者へのメッセージなどを書き綴っています。一方で、Instagramでは、人物写真や自分以外が作った料理はアップせず、エダジュンさんが作った料理写真と掲載メディア紹介に特化するなど、SNSメディアそれぞれの特徴を活かして、異なる内容をほぼ毎日、それぞれにアップ。コツコツと地道な努力が習慣化しています。
これまで刊行したレシピ本は10冊以上。これからも年に3冊ほどのペースでレシピ本を出していきたいとエダジュンさんは、書店の棚のチェックも習慣にしているそうです。どんな企画が売れているのか、それをどんな出版社が出しているのか。編集しているのはだれか、撮影はだれがしているのか。
「自分がやっている分野のことですから、当然ですよね」。目標にむかって準備をしていく。エダジュンさんの仕事への取り組み方は、変わりません。
「丁寧に、細やかに仕事をしていくことは、いつも心がけています。そして、肝心のレシピは、できる限り再現性の高いものを目指して、たくさんの人が自分のレシピを作っておいしいと思ってくれるのがゴールだと思っています」
レシピを作るときにエダジュンさんは、季節の旬の食材から発想を得ることが多いそうです。このような食材に関する本をめくりながら、レシピを考えます。
管理栄養士の資格も持つエダジュンさんが、サラリーマン時代から愛用している参考書。付箋がたくさん付いて、ボロボロになるほど使い込まれているのがわかります。現在やっている社員食堂の栄養価などは、この本を参考にしているそうです。