エレガントな雰囲気の中、中国茶の奥深い世界に触れる
高級住宅地として有名な世田谷区深沢エリアにある、磯部優子さんが主宰する一軒家の中国茶サロン「サロン ド シャンティ 香茶苑」。中国風のインテリアでセンスよくまとめられた室内は、優美な胡弓の調べがBGMに流れ、非日常の気分に浸れます。
レッスンは、磯部さんのデモンストレーションと生徒さんによる実習方式で、合計4種類の中国茶を学びます。その後は、磯部さんが用意してくださった点心などをいただきながら、リラックスして楽しみます。
まずは、磯部さんが淹れてくれた本日の1杯目の「碧螺春(へきらしゅん)」をいただきながら、座学のスタートです。それぞれのお茶の特徴や産地、歴史、淹れ方のポイントなどを解説してくれます。
碧螺春は、シャンパングラスに注ぎ、色の美しさなども鑑賞します。中国茶の本場、浙江省あたりでは、グラスでいただくことが多いそうです。
ではいよいよ実践です。生徒さんひとりにつき、1種類のお茶を担当します。
迷うことなく手慣れた様子で淹れてくれた生徒さんに、「何もいうことがないですね」と、磯部さんからも太鼓判!
2種類目の「西湖龍井(せいころんじん)」は、磯部さんが中国・浙江省で購入したという、季節のハスの花とひまわり、永遠と続く縁や繋がりを表す唐草文用をあしらった蓋碗(がいわん)を使います。茶器で季節感を演出するのも、中国茶の楽しみ方のひとつです。
これは、“聞香(もんこう)”といって、お茶を飲む前に香りを楽しんでいるところです。「香ばしい中にも余韻がある香りが印象的ですね」など、生徒さんそれぞれが魅力を口にしているのが印象的でした。