一度味わうと虜になる、自家製酵母パンをマスター!
横浜駅東口から徒歩7分、アクセス抜群のマンションの一室に、「自家製天然酵母パンとフランス菓子の教室 MINAMINA」があります。教室を主宰する山田美奈さんは、国際線のキャビンアテンダントとして活躍後、2012年から教室を開講。世界の美食を実際に食したからこそ生み出される、センスあふれる本格的なスイーツやパンを学びたいと、長く通っている生徒さんも多いそうです。
本日教えてくれるのは、「自家製酵母で焼くイングリッシュマフィン 青のり風味」。風味豊かな青のり入りのパンは、国産小麦のもちもちとした食感がたまらない新感覚のマフィンです。最初に、材料や作り方の説明のほか、専用のマフィン型がない場合の代替品、フライパンでの焼き方など、“道具がないからできない”ということがないよう、きめ細やかなフォローもしてくれます。
パンに使用する材料は、山田さんが選び抜いたこだわりのものばかり。地元・横浜の地産地消を広める“はまふぅどコンシェルジュ”でもある山田さんは、横浜の名産品にも精通しており、パン生地に加えたごま油も、横浜の会社で伝統的な製法で作られている良質なものです。
時間を効率的に使うために、レッスンでは4時間かかる生地の一次発酵はカット。まずは、事前に山田さんが用意しておいてくれた発酵終了後の生地を成形し、型に入れて二次発酵〜焼き上げまで行います。この間に、今度は生徒ひとりひとりがイチから生地を作りますが、この生地はレッスンでは使用せず、自宅へ持ち帰って焼き上げるようにしているそう。レッスン中に生地の発酵を待つ時間がないので、時間のロスがありません。
「ぼーっとしている時間がないから、“道場みたい”って言われているんですよ」と笑顔で語る山田さん。生徒さんは常に手を動かすことになるので、鍛えられてスキルが身につきやすいんだとか。
二次発酵をさせている間に、持ち帰り用の生地を作っていきます。「かなり柔らかい生地なので、台に叩きつけながらしっかりとこねていくことが大切ですよ」とのこと。生徒さんはベタつく生地と格闘しながらも、「ストレス解消になる!」と楽しそうです。約10分後、ツヤがあって膜状に伸びるようになったら完成です。
生地が完成したら、生徒みんなで手分けしながら、マフィンにサンドする具材や、デザートの盛り付けをしていきます。デザートは山田さんのお手製のパンナコッタで、杏のコンポートも手作りです。「コンポートはシロップまで美味しいので、楽しみにしていてくださいね」と、山田さん自慢の味です。