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和食薬膳料理教室 健康ごはん塾

注目の料理教室
2020年08月25日

料理教室を主宰する先生からなる会員組織「Kai House Club」。スタッフが人気の料理教室にお邪魔し、レッスンを受けてきました。先生のユニークなキャラクターと充実したレッスン内容は、料理教室を営む人にも、料理教室を探している人にも、インスピレーションを与えてくれます。

>>これまでに紹介した人気教室はこちら!

1時間半弱で9品があっという間に出来上がりました。「きのこの簡単マリネ」「黒木耳入りキャロットラペ」「人参と枸杞のシリシリ」「色々野菜の浅漬け」「カラフルピーマンの旨煮」「小松菜の煮浸しゆず風味」「鶏レバーと黒木耳の甘辛煮」「大葉みそ」「ちりめん山椒」は持ち帰り、「玄米甘酒スムージー」はその場で試飲しました。年間通じて買いやすい材料で簡単に作れて保存が効き、冷たくても美味しい野菜たっぷりの常備菜のベストレシピです。

先生はどんな人?

“美味しくて体にいい和食の薬膳”をコンセプトに、教室をスタートして7年目になるちゅうがんじさん。薬膳に出合ったきっかけは、自身と家族の体調不調だったそうです。
「まだ会社勤めをしていた頃、幼い娘がよく熱を出していて、私も看病で体を壊してしまったんです。さらには主人も体調が優れず、家族みんなが負のスパイラルにはまりました。なんとか改善したいと思ってたどり着いたのが、薬膳でした。中国伝統医学を学ぶようになって、自分の体質や体調に合わせた生活をすることで、気づけば健康を取り戻していました。病院に行ってもわからなかった体調不良の原因が、中医学で改善できたんです」

薬膳の素晴らしさに目覚めたちゅうがんじさんが伝えたいのは、“体は食べたものでできている”ということです。
「教室を開く前に、介護現場を体験したのですが、とても衝撃を受けたんですね。介護の期間を短くするためにも、生活養生が大切であることを再認識しました。健康ってお金で買えないんです。なくなって初めて大切さを感じるのも健康です。自分や家族、身近な大切な人がいつまでも健康でいられるように、食べることを大切にしてほしいですね。ただただ、食の大切さを伝えたい、その想いでやっています」

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撮影/田尻陽子 取材・文/岡井美絹子

生徒の声

・高齢の両親のために、体にやさしい料理を習いたいと思って通い始めてもう3年になります。おかげさまで日々の食事で健康が維持できますし、作りやすいのもポイント。老人だけでなく、子どもたちにも好評です。薬膳の知識が身になるのはもちろん、先生の朗らかな人柄も魅力のひとつですね。

・体調を崩したのがきっかけで薬膳に興味を持つようになり、こちらの教室に通うようになりました。特別な材料は使っていないのですが、組み合わせや味付けが自分では作らないものばかりで参考になります。夫婦2人暮らしですが、もう何年も風邪を引いていないですね。ちょっと体調不良のときも、何を食するといいのかわかるので、自分で調整できるようになりました。病院に行かなくなったので、医療費がかからなくなったのは嬉しいですね。

教室主宰者紹介

ちゅうがんじみゆき
管理栄養士、中医薬膳営養師。美味しくて身体にいい和食薬膳料理教室「健康ごはん塾」を主宰。旬の野菜や地元の新鮮な食材を使って、日本人の舌に合う簡単な薬膳料理を開発。朗らかで温かい人柄も人気の理由です。

 

SCHOOL INFORMATION

名称:健康ごはん塾
エリア:横浜市戸塚区
アットホームな雰囲気の中、家庭でも気軽に作れる材料とレシピで、毎月異なるテーマで薬膳を学びます。レッスンメニューは、一汁三菜とヘルシーデザートが基本。初めての方も気軽に学べる「薬膳単発クラス」、1年を通して学べる「薬膳コース」は、基礎、中級、上級の3つのクラスを用意しています。申し込みはHPから。

https://kenko-gohan-jyuku.com