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パン教室 ブランシュ

2022年10月27日

料理教室を主宰する先生からなる会員組織「Kai House Club」。スタッフが人気の料理教室にお邪魔し、レッスンを受けてきました。先生のユニークなキャラクターと充実したレッスン内容は、料理教室を営む人にも、料理教室を探している人にも、インスピレーションを与えてくれます。

20代から80代までが楽しく学ぶアットホームなパン教室

今回ご紹介するのは、東京都日野市にあるパン教室「ブランシュ」。最寄駅から徒歩12分、バスなら5分ほどの閑静な住宅街にあるマンションの1室でレッスンが受けられます。
教室を主宰するのは白武一美さん。こちらでは、大手スクール認定のコースレッスンとオリジナルの単発クラスを中心に、パンランチ付きの洋菓子レッスンも不定期で開講しています。
定員は5名までの少人数制で、マンツーマンに近い細やかな指導が人気です。

この日は上級コースのレッスンで、いつものメンバーに振替参加の方も交じえて、和やかな雰囲気でレッスンが始まりました。
まずは座学で、資料を見ながらレシピのポイントや作業の流れを説明していきます。

今日作るパンとお菓子の説明を一通りしたら、作業台へ移動して実習をスタート。
あらかじめ一次発酵まで終えた生地を用意してくださるので、時間を有効に使えて、技術的な部分をじっくり学べるのが魅力です。

1品目は「プルマンブレッド(角食)」を作ります。
まず先生がお手本を見せてくれるので、生徒さんたちからもわかりやすいと評判。
さすが上級コースだけあって、みなさん手際よく生地を成形して、難なく二次発酵のステップに進みました。


プルマンブレッドを発酵させている間に、2品目の「ミルティーユ」を作ります。
ミルティーユはフランス語でブルーベリーのこと。生地を型に入れ、真ん中にカスタードクリームを絞って焼き上げてから、ブルーベリーのシロップ漬けを盛り付けます。(缶詰のシロップ漬けを使用しています)
「日野はブルーベリーの栽培が盛んですから、季節によっては生のブルーベリーを使っても良いかもしれませんね」と白武さん。
近隣にお住いの生徒さんも多く、地域の情報を織り交ぜながらの授業がとても役に立つと好評です。

「ミルティーユ」の仕込みが終わると、ちょうどプルマンブレッドが焼き上がりました。
型からストンと出た瞬間、生徒さんたちから歓声が上がります。

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撮影/田尻陽子 取材・文/田辺千菊

生徒の声

「先生がとても研究熱心で、パン作り以外にも、道具のお話も聞けるので勉強になります。授業中も一人一人まんべんなく見てくださるので、安心して参加できます」

「月1回のコースを受講していますが、単発クラスも魅力的なレッスンが多いのでよく参加しています。次回は飾りパンのクラスにお友達と参加する予定です」

「お持ち帰りのパンは、事前に申告すれば希望した分量を作れるのがありがたいですね。家族がおいしい、おいしいと言って食べてくれると嬉しくてやる気がでます」

「レッスン以外にひそかに楽しみにしているのが、先生のブログ。ほぼ毎日更新していて、各レッスンのメニューや専門的なパンの話、おいしいお店の情報まで多岐にわたっていて、いろいろ参考にさせていただいています」

教室主宰者紹介

白武一美さん

パン教室「ブランシュ」主宰。子育て中にパン作りに目覚め、製パン・製菓の各種教室に通い、パン製造技能士1級を取得。保育士・介護福祉士の経験を生かし、保育園や老人施設でのパン・お菓子作りの指導をはじめ、企業のレシピ開発やメディアへのレシピ提供なども行う。

SCHOOL INFORMATION

名称:パン教室 ブランシュ

エリア:東京都日野市

全過程修了後、講師資格も取得できる大手スクール認定コースは、初級6回修了後に中級12回、上級12回の順に進級できます。入会金 2,200円で、受講料 は初級 1回 2,750円。オリジナルの単発クラスは、主にパン2種類とお菓子を作り、試食タイムとお持ち帰りのパンが付きます。受講料は1回4,000円で入会金不要。お申し込みはHPから。

https://blanc-jp.com