
料理家におすすめの好感度が上がるベースメイクのやり方
肌の悩みは化粧下地で解決しておく!
ファンデーションの前にまず「化粧下地」を使いましょう。下地を使っていない、オールインワンスキンケアや下地兼ファンデーションのタイプの製品も目立ちますが、下地はぜひとも使うべき、と山本浩未さん。「化粧下地はいわば下着のようなもの。洋服を着る前にブラやガードルで寄せたり上げたり凹ませたり、あるいはスカートが足にまとわりつかないようにスリップを着たりしますよね。それと同じで、洋服、つまりファンデーションやベースメイクを美しく肌にフィットさせるために、下地はとても使えるアイテムです」。地ならしのつもりで肌の凸凹や色むらを下地である程度整えておくと、本命であるファンデーションをずっと薄くナチュラルに簡単に、そして効果的に仕上げられます。「肌のくすみが気になる人はトーンアップ効果のあるもの、メイク崩れが気になる人は崩れにくくするもの、乾燥が気になる人は保湿効果の高いものなど、肌の状態や必要な機能に合わせて選びましょう」
さらに少し上級編として、ベースメイク前のスキンケアでの「ひと手間」を教えてくれました。それが「蒸しタオル」。「女優さんやモデルさんってどうしてあんなに肌がきれいで若々しいんだろう、と思いますよね? それには秘密があるんです。私たちヘアメイクアップ・アーティストは、彼女たちにメイクをする前に、マッサージやパック、スチーマーなどで、肌をしっかりやわらかく、温かく、血色をよくしてからスキンケアをしてメイクを始めているんです。でも料理家さんや一般の人が毎日のメイク前にそこまで手間をかけられませんよね。そこで手軽な方法として、蒸しタオルを使って肌を温めることをおすすめします」。蒸しタオルを使って“温める”“拭く”“流す”。洗顔料を使わず、洗顔とケアが3分ほどでできる、山本浩未さんが開発した「スチームON顔」です。「さらにブラシで目の周りやフェイスラインなどをくるくると撫でてドライマッサージすることで、リンパや血流などの流れをよくし、不要な角質をとり、メイクのりのよい肌に整えることまで、忙しい朝でも簡単に短時間に効果的にできるんですよ」
貝印の美容ツールブランド「KOBAKO」と山本浩未さんが共同開発した「シルクマッサージブラシ」(左)と「スチーム洗顔タオル」(右)、タオルはスクワラン入りのガーゼと無撚糸のパイルの2面になっているなど、様々なこだわりが!
リキッド、クリーム、プレストタイプ…自分に合ったファンデーションは?
土台が仕上がったら次はいよいよファンデーション。まずどんなタイプを選べばよいのでしょうか? なんとなく手軽に思えるプレストパウダーよりも、クリームやリキッドなどのほうが肌にフィットし、仕上がりがきれい、と山本浩未さん。「それも、ややハイカバーなものを薄くつける、というのがおすすめです。薄く伸ばしてももちがよく崩れにくいので、特に湯気や汗でメイクが崩れたりするのにあまりメイク直しができないという料理家さんにピッタリ。上からパウダーで押さえておけば、さらにもちがよくなりますよ」。もっと艶やかでナチュラルな肌がいいという人には、クッションファンデーションをブラシでつけるのもおすすめだと話してくれました。
下地とファンデーションでもまだ気になる部分があれば、ハイライターやコンシーラーで最終調整を。「シミやクマなどの“面”の影は硬い練りタイプのコンシーラーをピンポイントでつけます。シミ・クマの色が濃い場合はややオレンジっぽい色みのものを、薄い場合はファンデーションと同じ色を選びます。一方、ほうれい線やマリオネット線など、皮ふが凸凹した“線”の影に対しては、明るい色のハイライターで溝の凹みを明るくして浮き上がらせるようにしましょう」
またベースメイクをきれいに仕上げるためのツールとして、山本浩未さんの一番のおすすめはスポンジ。「スポンジは万能です! 化粧下地を整えファンデーションを伸ばす、つけすぎたところをならす、コンシーラーをなじませるなど大活躍。角を使ったり面を使ったり、滑らせたり軽く叩いたりと使い方もいろいろ。家でのメイク時はもちろん、外出時のメイク直しにも便利です。ポーチにひとつあると便利ですよ」。さらに手早くナチュラルに仕上げられるファンデーションブラシもおすすめだそう!