
ビジネスメールで許されること、許されないこと
最後にお伝えするのがビジネスメールでやってはいけないこと。世界中に時間を気にせず気軽に送れるメールですが、タブーも多々あります。
メールは基本的に、送ってしまったら最後、取り消しはできません。SNSの投稿なら、送った後で消したり編集したりできる場合がありますが、フェイスtoフェイスのコミュニケーションと同じで、ビジネスメールでのやりとりで発してしまった言葉は、たとえ本意で書いたことでなくても元どおりにはなりません。
そのため、誰にメールを送るにしても、「このやり取りは公的なものなのだ」という意識を常に持っておくことが大切。相手からの否定的なメールに感情的になってその場で返信するとか、深夜などに思いのたけを綴ったメールを読み返すことなく送信するなどは、もってのほかです。
まとめ
御礼、依頼、勧誘、承諾、確認、質問、お詫び……。たとえ感情が伴う件でも、社会人たるもの、まずはクールに文章でやり取りできるようにならなければ、快適に仕事を続けることが難しいのが昨今です。
今や、SNSのメール機能を使ってもある程度の仕事のやりとりはこなせるようになった便利な時代ですが、不特定多数の人に対して食の大切さを伝えることができる料理家になるためには、やはりきちんとしたビジネスメールの対応ができたほうが有利です。
ビジネスメール上手になるには、とにかく慣れること。毎日数回、メールチェックする習慣を身に付け、ここぞというシーンでは、SNSや電話ではなくビジネスメールでやり取りするクセを、ぜひとも身に付けてください。