
「オリジナルのアプリもありますが、今は人が集まるところにコンテンツを流す時代。インスタならスクエア、YOU TUBEなら横長、IGTVやTikTokなら縦長など、プラットフォームによって画像のサイズが違いますが、それらを1回の動画撮影でマルチ対応できるような技術を持っています。と同時に、Facebookなら少し年上、インスタグラムならもう少し若い人、TikTokならさらに若い人というようにターゲットも違いますが、動画に添えるテキストに変化をつけたり、配信頻度を変えるなどして、メディアに合った情報発信をしています」とショーンさん。「ピンタレストやTikTokは最近導入したので、他のメディアで過去にUPした動画を改めて流すなども行なっています」。さらに、一番見られているのはインスタグラムなんです、と堀川さんは言います。
「とにかくなんでも“インスタ映え”と言われるように、見た目を重視したプラットフォームであること、若い層に人気があるということから、テイストメイドとの相性がいいのだと思います」
「写真」と同じくらい「動画」が基本の時代に
最後にこの先、動画はどうなっていくか、その展望について見解を伺いました。
「私自身、動画の世界には5、6年前から携わっていますが、当時は例えば結婚式でも写真は欲しいけど動画は見ないからいらない、と言われていました。けれど今や、みんな誰かに見せたい動画を日常的に撮るようになりました。動画は一時的なブームではなく、これまでの写真と同様に、ひとつの前提になるのではないでしょうか」と鈴木さん。ショーンさんも「3年前、テイストメイドジャパンを立ち上げた時には、インスタグラムに当社の話をすると、うちは写真のプラットフォームですからと言われましたが、今やそのインスタグラムに動画の投稿方法が5種類もあります。プラットフォームがユーザーを追いかける時代になったということです。逆に言えば動画に追いついていかなければプラットフォームを使いこなせなくなる時代ともいえます。このプラットフォームがいいとか、この配信方法が優れていると答えを求めるのではなく、時代の変化に柔軟に対応することが、個人のビジネスであっても、コミュニケーションをする上で重要になってくるのではないでしょうか」