こちらは、生徒たちから人気ナンバーワンだったフランドル地方のハードチーズ「ミモレット」。24ヶ月熟成で、カラスミのような味わいが特徴です。切り方もチーズによって千差万別。その理由を具体的に説明してくれます。
チーズに合う料理もテーブルにスタンバイ。「ミモレットはサンドイッチにトッピングして食べるといいですよ」、「マンステールはクミンと一緒に食べるとすごく美味しいから試してみてくださいね」と、後藤さんから次々と美味しい取り合わせの提案があるので、その度にチーズの新たな魅力を楽しめます。
フランスへ行くたびに、美味しい食材を探して購入するという後藤さん。今回は、日本未上陸の「Gelée Vin Jaune LAURENT DUBOIS PARIS」という、ヴァン・ジョーヌ(フランス ジュラ地方で造られている黄ワイン)のジュレを紹介してくれました。華やかな香りと芳醇で軽やかな甘さがチーズとよく合い、「先生に紹介してもらうものは毎回ハズレがない」と、生徒からも大絶賛でした。
JSA認定ワインエキスパートでもある後藤さんは、今回のチーズに合わせて4種類のワインをセレクト。テーブルを回りながら、生徒ひとりひとりに声をかける心配りも忘れません。レッスン中はチーズの話のみならず、フランスの美味しいお店情報や旅先でのハプニングなど、聞いているだけでフランスを旅しているような気分になれる楽しい話も満載でした。
10種類のチーズ以外にも特別に、後藤さんがバスクで購入してきた脂肪分が高い羊乳から作られる「オッソー・イラティ・ブルビ・ピレネー」もお目見え! 「せっかくなのでみなさんで食べたいと思っていたんです」と、サービス精神も満点です。
デザートには、「ブリアサヴァラン・スペキュロス」が登場。ベルギーのクッキーをチーズにのせて熟成させたフレッシュチーズで、いちごで可愛くデコレーションすれば、それだけで立派なデザートに! 「まるでチーズケーキを食べているみたい」と驚きの美味しさで、生徒からも好評でした。
今回はチーズに合う料理ということで、写真右上から時計回りに、「野菜スティック」、「マンステールとポワロのタルト」、「ジャガイモのハーブソルト蒸し ミモレットがけ」、「ミモレットとハムキュウリのオープンサンド」、「りんごとセロリとマスカルポーネのサラダ 生胡椒風味」の5品を用意してくれました。後藤さんがバスクで購入してきたクロスによく映えます。