先生はどんな人?
後藤さんは、もともと外資系証券や銀行などで外国人役員秘書および社長秘書として活躍していたキャリアウーマンでしたが、父親の死がきっかけで食と健康について考え直し、「改めて学び、今とは別の形で役に立ちたい」「一度しかない人生だから、より後悔のない人生にしたい」という思いから、大好きだったフランス料理の道へ。プロ向けの料理教室へ通い、夢を実現させました。通常の料理教室と大きく異なるのは、料理やお菓子だけでなく、チーズの講座や語学講座など、多彩なレッスンがあることです。
「根底にあるのは、豊かなフランスの食文化を、日本の方にもっと感じて欲しいという思いです。フランスでは、料理とワイン、チーズ、デザートは切り離せないもの。いろんな切り口を、私なりのフィルターでご紹介したいと思っています。また、フランス料理はとっつきにくい、重くて食べにくい、家では作れない、という固定観念をなんとか良い形で裏切りたいと思い、どんな料理も基本を崩さず、家庭で作れるように工夫してご紹介しています。
語学レッスンは、旅のシーンで使える旅と食のフランス語がメイン。メニューが読めるビストロコース、パリ街歩きとショッピングコース、地方巡りコースと、フランスが好き・食べることやワインの好きな方が楽しんで学べる内容にしています。また、合わせてレストランでのマナーや現地のとっておき情報もお話ししています。きっかけは何でもいいのですが、興味があるところからフランスの魅力に触れていただければ嬉しいですね。生徒さんの中には何度もフランスに行っている方、留学経験者、フランス語レベルの高い方もいらっしゃるのですが、料理は専門用語が多いので一から学びたいとご参加くださいます。」
毎年フランス各地のワイン、料理、菓子を訪ね歩く旅を25年近く続けている後藤さん。フランスへの愛情いっぱいに語るその眼差しは、1人でも多くの人にフランスの魅力を伝えたい、そんな真摯な想いが込められていました。