レッスン中は的確な説明とともに、アメリカ文化の話なども交え、わかりやすく楽しく進行していく中村さん。理想の食感に仕上げるために、粉を混ぜるときの手の動かし方もていねいに解説。「酢飯を混ぜるように」などといったユニークなたとえ方に生徒たちからも笑顔がこぼれ、レッスンは終始明るく和やかなムードに包まれています。
ポイントを押さえ、わかりやすさを重視
実習形式で基本を学べる「本科」とデモンストレーション形式で習うアドバンスの「研究科」の2つのレギュラークラスがあり、季節の行事などをテーマにした単発レッスンも不定期で開催。そしてこの日は、2種類のお菓子が習えるという新たなレッスンが行われました。
実習を行った「アップルビネガー・キャラメルをからめたアップルパイ」。中村さん考案のプレッツェル風仕上げを施していて、表面がザクッと香ばしく焼き上がりました。重要なポイントとなるパイ生地の仕込みと成形は、中村さんがひとりひとりに直接指導。包み込まないオープンタイプのパイは、初めての人でも失敗なくおいしく作ることができます。
デモレッスンだった「レモン・ラベンダースコーン」。爽やかなレモンとラベンダーが口いっぱいに広がり、洗練された大人の風味。また、中村さんが語るアメリカ式とイギリス式のスコーンの違いに、生徒たちは興味津々。
試食では当日作ったお菓子ではなく、中村さんが事前に作った別のメニューを提供。この日は、レッスンで作ったアップルパイのアレンジレシピでギリシャ風ほうれん草パイ「スパナコピタ」とサラダを。作ったお菓子は持ち帰り、レッスンのことを思い出しながらおうちでゆっくり味わえます。