国産小麦と天然酵母で焼き上げる、再現性の高いパンが学べる
経堂駅から徒歩約4分、アクセス良好な場所に位置する「天然酵母パン教室Lumias(ルミアス)」。明るいマンションの一室で、主宰者の岡本まどかさんが、国産小麦と天然酵母のとかち野酵母を使った安心安全なパンを教えてくれます。
レッスンは、初回から上級までの4コースがあり、本日お伺いしたのは上級コースの「パネトーネ」のクラスです。まず、レシピ説明とパネトーネにまつわる豆知識を学んだら、キッチンスペースへ移動していよいよパン作りのスタート!
レッスンは4名までの小人数制で、生地のこねから焼き上げまですべて自分で担当するので、生徒さんからは身につきやすいと大好評です。天然酵母というと時間がかかるイメージですが、教室で使っている、北海道のさくらんぼ酵母から作られる“とかち野酵母”は、短時間で種起こしができ、風味もいいのが特徴。3時間あれば焼き上げまでできるので、忙しい人にもうってつけの天然酵母なのだそう。
パネトーネは油脂が多いパンなので生地の扱いが難しいのですが、岡本さんが考案したオリジナルの方法ならこね上げも簡単! 「普通はバターを生地に入れてこねるんですが、私の方法では、バターを入れたら生地を切っていくんです。他でパン作りを学んだことがある方だとかなり驚かれますが、実はこの方法だとラクにこねることができるんですよ」と岡本さん。
生地をこね上げたら、一次発酵タイムへ。生地が発酵するまでの間は、これからの作業の工程説明のほか、生徒さんが日頃のパン作りの疑問点などを積極的に質問できる貴重な時間です。50分ほどで発酵が終了し、生地を分割して成形する作業に進みます。
成形後は、最終発酵へ。この時間帯は、生徒さんがお待ちかねの試食タイムに!岡本さんの手作りのスープや、あらかじめ用意してくれていたパネトーネも登場します。
「通常のパン教室だと、自分でパンを作って持ち帰り、自宅で食べるだけなので、正解の味がわからないんですよ。でもここは先生が焼き上げてくれたパンを食べられるので、家で自分が作ったパンを食べたときに違いがわかるのがいいですね。“先生のはもっと生地がふわっとしていたな”とか、比べられるので勉強になります。疑問点は次に参加したときに質問できるので、確実に上達できます」と生徒さん。他のパン教室にはない魅力のひとつです。
いよいよ焼成へ。パンは自分で作ったものをお持ち帰りできます。焼き上がるまでの時間、甘い香りに包まれながら、生徒さんたちは口頭で伝えられるスープのレシピを書き留めたり、おしゃべりしたり、リラックスして過ごします。
本日のメニューは、左が「パネトーネ」、右が「空豆スープ」、「サラダ」、「かぼちゃバンズのサンド」。コーヒーか紅茶が付きます。今回のレッスンはスイーツ系のパンだったので、食事系のかぼちゃバンズのサンドイッチも付いていてボリューム満点。季節の食材を使ったスープは毎回評判で、楽しみにしている生徒さんが多いそう。