
マフィンにサンドする「ホタテのガリバタ醤油焼き」は、青のり風味のマフィンと相性ぴったり! プロ御用達の大きなホタテは、フランス産の高級バター、ボルディエの海藻バターで焼き上げるので格別の味わいです。
「ホタテのガリバタ醤油焼きをサンドしたマフィン」と、三浦の直売所で購入してきた旬の野菜を使ったサラダを、山田さんお気に入りのイッタラ×ミナ ペルホネンの食器に盛り付けて。自家製酵母ならではの深みのあるマフィンは、一度知ってしまうと市販品では満足できなくなるほどの美味しさです。
先生はどんな人?
世界の美食を時差なしで堪能してきた、国際線のキャビンアテンダント時代を経て、横浜で本場に近いパンとお菓子を教えている山田美奈さん。
「CA時代は、フライト先のご当地グルメを堪能するのが楽しみでした。当時は今ほどネットが発達していなかったので、現地のホテルマンやCA仲間に聞いて情報収集をしては、美味しいもの巡りをして本場の味に触れてきました。そんな忙しい日々を過ごすなか、休日の息抜きに習い始めたのが、お菓子作りでした。チームワークが大切なCAと違って、すべての工程を自分1人で行うお菓子作りが新鮮で、どんどん魅力にのめり込んでいきましたね。仕事は順調だったんですが、自分の好きなことをやりたいという気持ちが大きくなって退職することに。その後は、約10年生徒として通っていた京都の有名パティスリー「ミディ・アプレミディ」が東京校(現在は閉店)を出すことになり、そこの講師として働くことになりました。経験を積みながら、2012年に夢だった自分のスタジオをオープン。自分が現地で食べてきた本物の味を楽しんでほしいという想いを込めて、厳選した材料を使った大人のための教室にしました。いい材料を使っているので、原価率がすごく高いのではないでしょうか(笑)」
レッスンでは、どのようなことに気をつけていらっしゃいますか?
「単なる作り方だけではなく、どうしてこの作業をする必要があるのか、理論までしっかり教えるようにしています。理由がわかれば理解が深まるので、失敗することがなくなりますし、応用もきくようになります。ただ楽しく作るだけではなく、技術的なことも習得してほしいという気持ちが大きいですね。おかげさまで生徒さんからもわかりやすいと好評ですし、リピーターの方がすごく多いんです。また、コロナ前は、生徒さんと一緒にフランスへ旅して現地のグルメを満喫したり、レストランのシェフをお招きしてのレッスンなど、楽しいイベントもやっていました。レッスンだけにとどまらない、大人のコミュニティとしての場でもありたいと思っています」