特集記事

和食 荒木典子料理教室

注目の料理教室
2020年02月6日

料理教室を主宰する先生からなる会員組織「Kai House Club」。スタッフが人気の料理教室にお邪魔し、レッスンを受けてきました。先生のユニークなキャラクターと充実したレッスン内容は、料理教室を営む人にも、料理教室を探している人にも、インスピレーションを与えてくれます。

>>これまでに紹介した人気教室はこちら!

約3時間で、写真上段中央から時計回りに、「鯛かぶら」、「揚げ里芋の甘辛だれ」、「鯛の皮霜造り」、「菜めし」、「ゆり根のすり流し」、「椿餅」と、睦月にふさわしい全6品が完成。料理を引き立ててくれる器や御膳は、ご自身で揃えられたものや実家にあったものも使っているそうです。「特別な道具や材料を使わず、簡単で季節を感じられるものを大切にしたい」という荒木さんらしい献立は、素材の持ち味がくっきりと輪郭を残し、しみじみとした美味しさです。

先生はどんな人?

料理上手な祖母と母の元で育ち、自然と舌が鍛えられていたという荒木典子さん。「本当に何を食べても美味しくて、私の料理の原点となった味ですね。これを私なりにアレンジして、確実にご自宅でも再現していただけるレシピにしてお伝えしています。モットーは、奇をてらったものではなく、普段のおかずに使ってもらえるお料理。やはり、家族に好評だったとか、家でも揚げ物に挑戦するようになったというお声を生徒さんからいただくと嬉しいです。また、あくまでレシピは目安なので、材料はアレンジしていただいて結構ですし、最終的にはレシピなしで作れるようになっていただくのが目標です。今の日本は何でも手に入るし、どこの国の料理もいただける時代ですが、年齢を重ねるにつれて日本のよさを実感するようになってきたので、少しでも和食の素晴らしさをお伝えできればと思っています」

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撮影/田尻陽子 取材・文/岡井美絹子

生徒の声

・「静岡県から通っています。勉強になることが多く、特別な道具や材料も必要ないので、教室で習った料理は必ず自宅でも作っています。一人で参加していますが、生徒さんもみなさん優しくて、先生の飾らないお人柄も素敵!これからも通い続けたいです」

・「実践形式なので身につくし、自己流になっていた包丁の使い方も教えてくれるのが初心者には嬉しいです。材料も本当に質の良いものを使っていらっしゃるので、安心して通えますね」

・「素材と調味料の使い方でこんなに美味しくなるんだって、毎回感動しています。再現しやすいレシピばかりなので、その日の晩に即作っています。正統派の旬の和食でいて日常使いできる料理は、見栄えもいいので来客時のおもてなしにも重宝してますね」

教室主宰

荒木典子さん

神戸生まれ京都育ちの料理研究家。調理師学校で料理の基礎を学び、調理免許を取得。世界文化社で料理本の編集者として働いたのち、2007年に独立して料理の道へ。料理教室の主宰のみならず、書籍や雑誌の仕事、企業へのレシピ提供など幅広く活躍中です。

SCHOOL INFORMATION

名称:荒木典子料理教室

エリア:東京都世田谷区
特徴:日本の豊かな食文化を感じられる、毎日食べても飽きのこない和食を教えてくれます。手に入りにくい食材や特別な調味料は極力使わない、作りやすいレシピが好評です。入会金11,000円、月謝11,000円。季節に合わせた5〜6品を学べます。開催は、月4〜5回、11:00~15:00くらいまで(夜のクラスは19:00~22:00くらい)。定員8名。単発参加OK。そのほか、基礎からきっちり学べる5回集中コース「お料理特訓コース」や、味噌作りや梅干し作りなどのワークショップ「季節のおだいどこ仕事」も不定期開催。初回予約はHPから。

http://arakinoriko.com

LINE@kqf3282z