個性豊かなオリジナルパンとデリも学べる
東京都練馬区南大泉にある一軒家の料理教室「Bonheur(ボヌール)」。保谷駅から徒歩8分、武蔵関駅と東伏見駅からは自転車やバスでアクセス可能と、3駅使えます。パン・料理、お菓子のあらゆるジャンルが学べる教室です。
明るいキッチンで元気よく迎えてくれたのは、主宰者の小松友子さん。この日は自宅で簡単に作れるパンと、パンに合うデリを教わるレッスンにお邪魔しました。
新型コロナウイルスの影響もあり、レッスンは9月から再開。現在は、3名までと少人数制、食事の際のテーブルにはアクリル板を設置しての開催となりました。
早速オープンキッチンへ移動し、レシピを見ながら、まずはパン作りからスタート。スウェーデンで親しまれている「シナモン&カルダモンロール」にとりかかります。
小松さんのパンレシピは、ボウルに材料を入れて泡立て器で混ぜていくという他にはないやり方で、とにかく短時間で作れておいしいと好評です。試行錯誤の末に生み出された独自の製法には、生地の温度調整に電子レンジを使ってしまうという驚きの技も!このおかげで、室温の違いによって微調整が必要になってくる発酵時間が左右されなくなるそうです。
レシピには、パンの詳しい成形方法がイラスト付きで解説されています。「自宅に戻っていざやってみようとすると、すっかり忘れているというお声もいただくので、文章ではなく目で見てわかりやすいようにしました」と小松さん。
パン生地を発酵させている間に、デリも作っていきます。「シナモン&カルダモンロール」の清涼感ある甘い香りのパンによく合う、世界三大スープと呼ばれるロシアの伝統料理「ボルシチ」を教わります。ボルシチに欠かせないビーツの取り扱い方や栄養についても詳しく解説してくれるので、食材になじみがない人も安心です。
ボルシチを煮込んでいる間に、パンに使うシナモンのフィリングを作っていきます。
「このSELECT100の計量スプーンはオーバル型で、口の小さい容器にも大さじがすっと入るから使いやすいですよ」と、愛用の調理道具についても教えてくれます。生徒さんたちも実際に使ってみて「使いやすい!欲しい!」との声が続出でした。
真剣にパンの成形作業をしながらも、最近近所にできた大型スーパーについて話が弾みます。「いつもこうして、最近みなさんがハマっているドラマの話だったり、美容の話だったりと、和気あいあいとした雰囲気で盛り上がることが多いですよ」と小松さん。
パンの焼成は7〜9分とスピーディーなので、あっという間に完成! ほかのメニューも完成させたら、各自で盛り付けを担当します。見栄えよく盛り付けるコツもしっかり教わります。
2時間ほどで、パン1品、デリ3品、デザート1品が完成しました。右が「スモークサーモンとオイルサーディンのカナッペ」、左のプレートの上から時計回りに「アップルビーツゼリー」、ロシア風ポテトサラダの「オリヴィエサラダ」、「シナモン&カルダモンロール」、「家庭で作る簡単ボルシチ」と、北欧とロシアの味が堪能できます。