吉沼弓美子さん主宰「Cucina del Cielo(クッチーナ デル チェーロ)」【人気料理家のレッスン拝見】

バラエティあふれるキャラクターが揃う、「Kai House Club」の料理家たち。オリジナリティにあふれるおしゃれで楽しいレッスンの様子を、毎回一人ずつレポートする連載。自分に合う料理教室を探している人や、今後自分が主宰する料理教室にヒントを得たいと思っている人、共に必見です。

2018年04月19日

より高みを目指すグルマンたちが集う本格イタリア料理教室

イタリア料理の研究家として、料理教室「クッチーナ デル チェーロ」を主宰する吉沼弓美子さん。管理栄養士やソムリエの資格も持ち、そのレッスンはかなり本格的です。

参加する生徒たちは、レッスン中大忙し。雰囲気は和やかですが、とにかく「学びたい」という志の高い受講者が多く、メモを取る、料理のプロセスをデジカメやスマートフォンで撮影する、自身でも実践し、先生に質問する、さらには味わうという5つの作業の繰り返しで、約3時間のレッスンはあっという間に終わります。料理初心者でも充分に楽しめる内容ではありますが、学んでいる生徒たちの意識が高く、いわゆる“食べ手”としても経験を積んだ向上心のあるグルマンであることが、会話からもうかがい知れます。

そんな生徒たちに向かう吉沼先生自身も、かつて自身が抱いた葛藤や希望を忘れず、教える内容に盛り込んでいるそうです。例えばレッスンで学ぶメニュー点数。

「うちの通常レッスンでは、前菜、パスタ、メイン、デザートの中から3品を作っていただきます。季節によってはデザートが重要な時もありますし、前菜に味わうべき食材が出回る時もありますし、ケースバイケースです。ですが、3品をみっちりやることで、今後自宅で再現する際の完成度が上がることは確か。欲張らず、確実に自分がマスターするのを実感できるので、生徒さんにも支持していただけているように思います」と話す吉沼さん。実際、一度通い始めた生徒の定着率は高く、中には「すべてのレッスンを受けてきました」と誇らしげに語る人もいます。

吉沼さんがもうひとつ、気を配っているのが、「新しい食材との出合い」。この日のレッスンでも、イタリアのフレッシュチーズ「ブッラータ」が登場した途端に、教室内の空気は一変。「よく店で売っているのを見かけるけれど、どうやって調理するのか知らなかった」「イタリアを旅した時に食べたけれど、自宅キッチンでも使えるんですね」と、生徒たちは興奮を隠せない様子です。

「昔ながらのイタリア料理がいいとおっしゃる方ももちろんいるのですが、日本料理同様、伝統料理だって時代に合わせて変化します。食べ方だって、今のライフスタイルに合うものがあるはず。簡単で知っていると楽しくなる、そんな食材の勉強が出来ると、料理に対するモチベーションは上がると思うんです」と吉沼さん。

探究心を心ゆくまで満たしたい人たちで、今日もレッスンは大盛況のうちに終わりました。

身近な食材があっという間に極上調味料に変身!

ジェノベーゼにトマト、オイル……と、イタリア料理では基本のソースをマスターすれば、おのずとアレンジ自在な調理法が身に付くことが多いもの

ジェノベーゼにトマト、オイル……と、イタリア料理では基本のソースをマスターすれば、おのずとアレンジ自在な調理法が身に付くことが多いもの。そのため、吉沼さんは作り置きできるソースや常備菜なども多くレッスンに取り入れ、部分的にも真似しやすい内容となるよう、伝えています。

シンプルな食材で作るレストランのような一皿

簡単に作れてとびきりおいしい、ミニトマトのソースと、それを使ったパスタ

この日のレッスンで称賛を浴びたのが、簡単に作れてとびきりおいしい、ミニトマトのソースと、それを使ったパスタ。パスタにはブッラータチーズをつぶしただけの、ダイナミックで印象的な仕掛けをプラスして。ミニトマトは面倒でも湯むきすることで、グレードアップした味わいになるなど、細かい技も伝えます。

一度身につければ一生役立つ料理の知恵

旬の牡蠣をフリットにしたサラダ仕立ての前菜

この日、もうひとつレッスンの核となったのが、旬の牡蠣をフリットにしたサラダ仕立ての前菜。特に、シンプルながらサクサク・カリカリ・フワフワの3つの要素を満たすフリットの作り方は生徒も興味津々で、吉沼さんはプロの勘や経験に頼るのではなく「誰でも絶対に失敗なく作れる方法」を、自身で10回以上も試作し、レシピに仕上げた力作です。

先生はどんな人?

先生の吉沼弓美子さんは、平日は毎日のように自宅アトリエで料理を教える日々を送り、週末には「現場の空気を忘れないようにするために」と、都内にある人気イタリアンレストランに勤務し、現役ソムリエとして活躍しています。もちろん、ソムリエとしての知識もレッスンでは惜しみなく伝えているそう。

生徒の声

  • 「HPを拝見してピンときて以来、7年間欠かさず通っています。本格的イタリアンでありながらも分かりやすく工夫されていて、また説明もていねいで自宅で再現できます。ふだんの晩ご飯からおもてなし、お持たせまでレシピは幅広く活用しています。とにかくどれもおいしい“褒められレシピ”です。先生の人柄が穏やかなので、教室の生徒もみな和やかで雰囲気も良いです。」(高野さん)
  • 「“吉沼先生に教わるパスタを食べたら、レストランの味が物足りなくなるよ”と薦められたのがきっかけで通い始めました。おいしいパスタを簡単に作れるのが本当にうれしいです。家で復習する気になるレシピばかりで、メインとデザートもいつも楽しみにしています」(浅田さん)
  • 「私も頑張れば出来るかも、と思わせてくれる季節の食材を生かしたおしゃれなメニューが毎回登場。先生と同じように作りたいからお店を聞いたり、食器も真似たりと楽しみながら、もう7年近いお付き合い。お料理も先生も気取らない自然体が魅力的です」(ひろみさん)
  • 「イタリアンは素材をいかしたシンプルな調理法が多く、食材をお鍋に入れる順番やちょっとしたコツを知るとおいしさが全然違います。季節の手に入りやすい食材を使い、手軽に作れるメニューからおもてなし料理までいつも難しくないようにレシピを工夫してくださるので、自宅でも気軽に復習してみようという気になります。吉沼先生に教えていただいたレシピはいつも家族やお客様に好評で、何品も我が家の定番になっています」(小田原香織さん)
  • 「美味しくておしゃれなイタリア料理を、自分でも作れる方法で教えてくれるのが最大の魅力です。作った後、みんなで食べるのも楽しく、気軽に通っているうちに料理のレパートリーが増えました。調理道具やテーブルウェアにも吉沼先生のセンスの良さが表れていて、つい自分も真似して買ってしまいます。おかげで我が家のおしゃれ度もアップです」(土井賀代さん)
  • 「毎回季節を感じるテーブルフラワーとお料理。繰り返し作りたいと思うレシピの数々。もう5年も通わせていただいてますが1度も同じお料理に出会った事がなく、まさにすごいのひと言です」(早川ひとみさん)

 

撮影/井上美野

教室主宰者紹介
吉沼弓美子(ヨシヌマ ユミコ) さん

栃木県出身。 管理栄養士としてメニュー開発に携わり、退職後1年間、イタリア・ボローニャのシミリ料理学校にてイタリアの家庭料理を学ぶ。 帰国後、料理研究家に師事する傍ら、イタリア料理店にて先端のイタリア料理にふれ、現在はフードコーディネーターとして雑誌やテレビ番組制作に携わり、イタリア料理教室の講師を務める。 管理栄養士・JSA認定シニアソムリエ。

 


SCHOOL INFORMATION

名: Cucina del Cielo(クッチーナ デル チェーロ )

エリア:東京都 世田谷区

特徴:8名までの少人数スタイルのイタリア料理のレッスンは、レギュラーとベーシック、2つのコースに分かれる。いずれも月一回の開講で、何日かの中から行きたい日を決めるシステム。入会金¥5,000、月謝¥7,000(材料費込み)。詳細や問い合わせはWebページから。

URL: http://cielo-cucina.cocotte.jp/

問い合わせ先: tel. 03-6314-5636


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