「私も初めは失敗ばかりで、本を見て作ってもおいしくできませんでした。また、耳なじみのないカタカナの材料に違和感があって、米粉や大豆粉、玄米粉といったすんなり理解できる材料を自分なりにアレンジして、試行錯誤しながらレシピを作っていきました。スーパーで売っているものならお取り寄せも不要ですし、レシピを見たときに『簡単そうだから作ってみよう!』って思ってもらえるものにしたかったんです」
さらに、生徒たちが絶賛するのができたお菓子のルックス。おいしそうな焼き上がりや、ワクワクするようなデコレーションは、アレルゲンフリーのお菓子の素朴なイメージを覆し、楽しんでおやつ作りを続けられるという点も支持されています。
作り続けられる工夫がぎっしり詰まったレシピ
ザクザクした食感と玄米粉の香ばしさが魅力の「米粉と玄米粉のビスコッティ」は、アレルギーのない大人たちにも大好評。ワックスペーパーをくるりと巻けば一瞬でドレスアップできるのはもちろん、手を汚さずに食べられて一石二鳥! 木の器は、夫でデザイナーの大友学さんが手掛けた香川県のメーカー「ゴールドクラフト」のもの。丈夫で水洗いができ、使い勝手も抜群。
材料の絶妙な配合でしっとり食感を実現した「米粉とおからのマフィン」。米粉とは思えないふんわりとした仕上がりで、アレルギーのない大人たちにも好評! ヘルシーでおいしいから、普通のお菓子の代用ではなく積極的にこのレシピを選びたいという声が続出。
貝印の「アイスクリームメーカー」を使い、材料を混ぜて冷やすだけで作れる豆乳アイスクリーム。きなこが味に深みを与えています。大友さんのご自宅では、夏場はこのアイスクリームメーカーがほぼ毎日稼働しているというほど大活躍。