若井めぐみさん主宰「Vert éclatant (ヴェール エクラタン)」【人気料理家のレッスン拝見】

料理教室を主宰する先生たちがメンバーの「Kai House Club」には、さまざまな個性を持つ料理家たちが所属しています。毎月一人の先生にスポットを当て、教えている料理のことやレッスン形式などについて、詳しく話をお聞きします。

 

2018年07月19日

誰でも実現できるハーブのある暮らしを、わかりやすくセンスよく提案

料理に風味や彩りを添えてくれるハーブ。上手に活用できれば料理の幅が広がるのはわかっているけれど、いまいち使い方に自信がなくて、という人も少なくないことでしょう。そんなハーブを使った料理やお菓子のレッスンを行っているのが、料理家の若井めぐみさん。2011年に料理教室を始め、これまでは東京・青山や新宿などでレッスンを行っていましたが、2018年3月からは東京・文京区にて装いも新たに再スタートを切りました。

若井さんが掲げるテーマは「ハーブをもっと身近な食材に」すること。ハーブにもさまざまな種類がありますが、誰もが名前を耳にしたことがあるような、ローズマリー、タイム、ディルといった入手しやすいものを用いるメニューを提案しています。実習を通して学べるのは、食卓をワンランクアップさせ、おもてなしにも活用できるアートのように洗練された料理の数々。また同時に、より簡単に作れるアレンジメニューも紹介していて、日常の献立に活用できると好評です。「ハーブをテーマにはしていますが、自宅でも手軽に作っていただきたくて、スーパーでも手に入りやすい食材を使うように心掛けています。工程もなるべくシンプルに、が信条。“何をどれだけ省くか”が腕の見せ所ですね」

少しのハーブで、料理は大きく変わる


レッスンで学べるのは、前菜2品、メイン、デザートの4品。この日の1品目の前菜は、フランス・ロワール地方の郷土料理・豚肉のリエットを、鶏肉を使ってよりヘルシーに仕上げた「鶏肉のリエット」。鶏肉を香味野菜やハーブと一緒にじっくり煮込み、ペースト状にした保存食で、バゲットやクラッカーに塗って楽しみます。


前菜の2品目は、鮪とカラフルな野菜が2層になった「鮪と季節野菜のタルタル タイム風味のソース」。手の込んだ印象の一皿でおもてなしにもぴったり。レッスンではセルクル(型)を使わない方法や、火を使わなくてもいい食材への代替案も伝授する若井さん。食材や工程を減らしても、おいしさや美的要素はしっかりキープ。


手軽に作れるのに豪華に見える「レモンとハーブの香りを閉じ込めたサーモンのパピヨット」。作り方は、食材をハーブと一緒に紙で包み、オーブンで焼くだけ。ハーブがあれば、いつものレシピにひと手間プラスするだけで、簡単にごちそうが作れるのを実感できるメニュー。


クリーミーなアイスに、はちみつとコンデンスミルクでほど良い甘みを加えた「ラベンダーのアイスクリーム」。ラベンダーのさわやかなアロマが香るアイスは、想像を超える上質な味わい。「アイスにラベンダーを加えたらこんなにおいしくなるなんて!」という驚きの声が必ず挙がる、若井さんの人気レシピのひとつ。

先生はどんな人?

かつては演劇の道を志し、アルバイトとして厨房で働いたことから料理の世界へ。フランスへの料理留学も経験した勤勉な先生です。生み出すレシピにはハーブの癒し効果やデトックス効果を織り交ぜながら、見た目からも元気をもらえるおしゃれな料理を提案。「ハーブをお好きな方は健康志向というタイプが多いので、お料理全体として体にいいものを伝えていきたいですね」

生徒の声

  • 「私は主婦としてはキャリアも長いので、今さら料理を習うなんて……とも思ったのですが、ハーブを使えるようになったら料理の幅がグンと広がりました。和のハーブはよく使っていましたが、フレッシュな西洋ハーブにはなじみがなくて、その扱い方や保存法、他の料理へのアレンジも教えてもらい、何歳になっても学べることがあると感じました。習った料理は前菜を中心によく作りますが、誰かのためというよりも、自分が楽しくて作っている。どの食器と合わせようなんて考えたりする気持ちの余裕が生まれ、心が豊かになります」(小杉真弓さん)
  • 「HPやインスタグラムなどで見る先生の料理がとってもオシャレで、日常の自分からは縁遠いような世界だからドキドキしながら参加しましたが、教えていただいた料理は作りやすくて、私にもできるかも、という気持ちになりました。小さい子どもが3人いて、普段の食事は質より量だったのですが、ハーブを使うクッキングは純粋に楽しくて、自分へのご褒美のような時間でした。もうすぐ娘の誕生日なので、今日習った料理をそこで披露できたらいいなと思っています」(辻野詩織さん)
  • 「定番料理は習ったことがあるのですが、ハーブを使う料理は初めてです。ハードルが高いかなと最初は不安もあったのですが、わかりやすく教えていただけてよかったです。子どもがまだ小さく、普段はさっと作れるメニューばかりなので、彩りがきれいで子どもたちも好きなサーモンを使ったパピヨットをさっそく作ってあげたいですね」(大家未佳さん)
  • 「友達のすすめで参加しました。普段ハーブやスパイスはエスニック料理でしか使わないのですが、今日習った料理は見た目に反して作り方が簡単だし、真似しやすいのがいいですね。すべてのハーブを揃えるのは難しいかもしれませんが、あるものや手に入れやすいものを上手に使って、家でも作ってみたいです」(石川真理さん)
  • 「ハーブを料理に使ってみたくて、インターネットで検索して若井先生の教室に出合いました。選んだ理由は、写真がとってもステキでおいしそうだったから。実際に作ってみたら、想像よりも手軽にできてびっくりしました。思った以上にステキで定期的に通うようになり、お友達にもおすすめしています」(池邉真由美さん)

撮影/井上美野 取材・文/江原裕子

教室主宰者紹介
若井めぐみ(ワカイ メグミ) さん
料理家、ハーバルセラピスト、メディカルハーブコーディネーター、マクロビオティックセラピスト。ホテルやフレンチレストランなどで調理の経験を重ねた後、渡仏。パリのパティスリー「Pain de sucre(パン・ド・シュクル)」にて修業。帰国後、日本の洋菓子店に勤務し、独立。ハーブをテーマにした料理教室「ヴェール エクラタン」を主宰し、おいしくて体にいい料理を追求している。


SCHOOL INFORMATION
名称: Vert éclatant (ヴェール エクラタン)
エリア: 東京都 文京区
特徴: ハーブを使った料理やお菓子、ドリンクのレッスン。最大4名の少人数制で、テーマは月替わりの単発レッスン。前菜2品、メイン、デザートの4品を、実習形式で学べる。また、不定期でハーブ農場見学やバーベキューなどのイベントも開催。
URL: http://www.vert-eclatant.com/


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