
レッスンで学べるのは、前菜2品、メイン、デザートの4品。この日の1品目の前菜は、フランス・ロワール地方の郷土料理・豚肉のリエットを、鶏肉を使ってよりヘルシーに仕上げた「鶏肉のリエット」。鶏肉を香味野菜やハーブと一緒にじっくり煮込み、ペースト状にした保存食で、バゲットやクラッカーに塗って楽しみます。
前菜の2品目は、鮪とカラフルな野菜が2層になった「鮪と季節野菜のタルタル タイム風味のソース」。手の込んだ印象の一皿でおもてなしにもぴったり。レッスンではセルクル(型)を使わない方法や、火を使わなくてもいい食材への代替案も伝授する若井さん。食材や工程を減らしても、おいしさや美的要素はしっかりキープ。
手軽に作れるのに豪華に見える「レモンとハーブの香りを閉じ込めたサーモンのパピヨット」。作り方は、食材をハーブと一緒に紙で包み、オーブンで焼くだけ。ハーブがあれば、いつものレシピにひと手間プラスするだけで、簡単にごちそうが作れるのを実感できるメニュー。
クリーミーなアイスに、はちみつとコンデンスミルクでほど良い甘みを加えた「ラベンダーのアイスクリーム」。ラベンダーのさわやかなアロマが香るアイスは、想像を超える上質な味わい。「アイスにラベンダーを加えたらこんなにおいしくなるなんて!」という驚きの声が必ず挙がる、若井さんの人気レシピのひとつ。
先生はどんな人?
かつては演劇の道を志し、アルバイトとして厨房で働いたことから料理の世界へ。フランスへの料理留学も経験した勤勉な先生です。生み出すレシピにはハーブの癒し効果やデトックス効果を織り交ぜながら、見た目からも元気をもらえるおしゃれな料理を提案。「ハーブをお好きな方は健康志向というタイプが多いので、お料理全体として体にいいものを伝えていきたいですね」