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カクテルレセプション参加レポート

イベント
2018年10月10日

「Kai House Club」の会員になると、楽しい特典が満載です。さらに、クラブ内組織としてメディアとの共同プロジェクトなども。フードマガジン『ELLEグルメ』(ハースト婦人画報社)とのコラボレートによって運営される「エル・グルメ フードクリエイター部(FCC)」はそのひとつで、現在約100名の料理家たちが、バラエティあふれる“部活動”で活躍中。精力的な料理家たちは、セミナーやイベントといったさまざまな企画に参画し、そこで得た知識や人脈を自らのビジネスに生かして成功する人も続々と誕生しています。今回は、「グランド ハイアット 東京」で開催されたプロのシェフたちが腕を競うコンペティションイベントをレポートします。
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今年度の地区代表を選考する「日本・ミクロネシア地区予選大会」が東京・六本木にある「グランド ハイアット 東京」で開かれました。“予選”といっても、日本全国、及び国外ミクロネシア地区にあるハイアット系ホテルで選ばれた精鋭たちが一堂に会するスペシャルなコンテスト。この日集まった予選通過のシェフには、当日朝に課題であるいくつかの食材が伝えられ、そこから2時間でレシピ案を考案し、3時間かけて実際に料理に仕上げます。この日のために招聘された料理人やジャーナリストといった審査員が、完成した料理を審査し、夜には優勝者が発表されるという過酷なスケジュールが挑戦者たちを待ち受けています。
審査発表が行われるのは「グランド ハイアット 東京」のボールルーム「レジデンス バジル」。審査員以外にも多くの関係者がレセプションに招待され、審査の結果が発表される感動の瞬間をシェアしたのですが、ここに「Kai House Club」会員であり、『ELLEグルメ』公認料理家「エル・グルメ フードクリエイター部(以下FCC)」の部員たち10名も駆け付けたのでした。

日本・ミクロネシア地区の「ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ」で働きつつ、この日映えあるこの場に呼ばれたのは11名の若いシェフたち。いずれも料理長クラスではなく、各地のホテル内レストランに勤務する未来のトップシェフ候補です。
ゲストを楽しませ、喜ばせるのが何よりも得意な「ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ」のイベントだけあって、一般的な料理イベントとは一味も二味も違うユニークな演出も満載。審査結果の発表までの時間は華やかなカクテルレセプションタイムで、集まった審査員や招待客は、各ブースに並べられたこの日の挑戦者の料理を存分に味わえます。ブースは11あって、これらのブースの料理をすべて味見すれば、審査に関わっていない招待客も自分なりに結果を想像することが可能。振舞われたおいしいシャンパンのおかげもあって、審査発表の頃には場内の熱気と興奮は最高潮に!

日頃は、雑誌やテレビ、イベントなどで料理レシピを披露したり、自らの料理教室で生徒向けに料理レッスンを行っているFCCの料理家にとっては、レストランで実際に活躍するシェフ、しかも11名もの現役料理人と触れ合えるのも大きな魅力。レストランでは到底体験できないような近い距離感で、「この料理はどのような着想から生まれたのですか?」「この味付けにはどんな調味料が使われていますか?」など、すっかり取材モードに。
ちなみに、この日の朝発表された「課題食材」は5つでした。内容は、「アトランティックサーモン、豚肉、フェンネル、アボカド、根セロリ」で、ごく一般的に親しまれている食材だけに、料理人のセンスや力量が如実に表れる難しいお題とも言えます。ふだんから料理に悩むことも多いFCCには、そんな難しい部分もダイレクトに理解できてしまうために、同じ食材を用いても11人の個性がヴィヴィッドに表れている料理の数々を見て、すっかり心を奪われている様子でした。

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写真/井上美野

Information
「Kai House Club(カイハウスクラブ)」
 
正式名称は「Kai House Culinary Artist Club(カイハウス・カリナリーアーティスト・クラブ)」。貝印が運営する“料理家のコンシェルジュ”をコンセプトとしたメンバーズクラブ。さまざまな特典があり、今回ご紹介の「Kai House Club」主催のイベントやセミナーへの参加など、料理家に役立つ情報や経験が満載。入会資格は「現在、定期的に料理教室を主宰していること」。