特集記事

カクテルレセプション参加レポート

イベント
2018年10月10日

「Kai House Club」の会員になると、楽しい特典が満載です。さらに、クラブ内組織としてメディアとの共同プロジェクトなども。フードマガジン『ELLEグルメ』(ハースト婦人画報社)とのコラボレートによって運営される「エル・グルメ フードクリエイター部(FCC)」はそのひとつで、現在約100名の料理家たちが、バラエティあふれる“部活動”で活躍中。精力的な料理家たちは、セミナーやイベントといったさまざまな企画に参画し、そこで得た知識や人脈を自らのビジネスに生かして成功する人も続々と誕生しています。今回は、「グランド ハイアット 東京」で開催されたプロのシェフたちが腕を競うコンペティションイベントをレポートします。
>>フランス大使館イベント参加レポートはこちら!
>>オレンジワインセミナーレポートはこちら!
>>冬の軽井沢ツアーレポートはこちら!


場内の興奮が最高潮に達したのは、日本・ミクロネシア地区予選大会を見事突破した最優秀シェフが発表された瞬間でした。栄冠に輝いたのは、「ハイアット リージェンシー 京都」内のイタリアンレストラン「トラットリア セッテ」で活躍中の奥田壮太朗さん。1992年生まれの26歳で、徳島県鳴門市に生まれ、幼少期より京都・嵐山に育ったという人です。若いながらも経験を積み、実力でこの座を射止めたことはこの後も高く評価されることに間違いありません。
奥田さんは今後、11月に香港で開催されるアジア・パシフィック大会に進み、これを勝ち抜けば、世界大会に参加することになります。まだ先は長いものの、惜しくも頂点には立てなかった10名のシェフたちの思いも背負って、きっと力の限りを尽くしてくれることでしょう。今後の動向に目が離せません。

栄冠に輝いた奥田シェフの料理が並ぶ「No.11」のブースで、シェフを囲んで。ちなみに奥田さんがこの日作った料理は2種類で、「柚子でマリネしたサーモンのハワイアンポキ仕立て、ディル風味のアブサンマヨネーズを添えて」が前菜、「萬幻豚のアリスタ・ディ・マイアーレ、濃厚な根セロリのクリーム、シナモン香るポルトソースと共に」がメインでした。
この日の朝、食材が伝えられてから数時間で構築したとはにわかに信じられないほど、高い完成度を持つビジュアルと味わいに、FCCの料理家たちは一同、感動! 「今度京都に行くときは、『ハイアット リージェンシー 京都』に必ず行きます!」「香港で開催されるアジア・パシフィック大会もこの勢いで突破して、ぜひ世界で戦ってきてください」と、口々にエールを送っていました。もしかしたらこの集合写真が、近い将来、大変貴重な一枚になるかも! そんな楽しい期待に胸をふくらませながら、改めて料理に携わる人生ってなんて幸せなことなのだろうかと、みなさん、実感した様子でした。

1 2 3

写真/井上美野

Information
「Kai House Club(カイハウスクラブ)」
 
正式名称は「Kai House Culinary Artist Club(カイハウス・カリナリーアーティスト・クラブ)」。貝印が運営する“料理家のコンシェルジュ”をコンセプトとしたメンバーズクラブ。さまざまな特典があり、今回ご紹介の「Kai House Club」主催のイベントやセミナーへの参加など、料理家に役立つ情報や経験が満載。入会資格は「現在、定期的に料理教室を主宰していること」。