どんな料理もリッチな一皿に変える、ヨーロッパが生んだ魔法の食材
プロの料理人はもちろん、料理家や料理教室主宰者など、食を志す人にとって新たな食材との出合いは、最もワクワクする瞬間のひとつではないでしょうか。年々、生産者たちのたゆまぬ努力によってさまざまな農畜産物が誕生し、また流通技術の発達で世界各地のバラエティ豊かな食材が入手できるようになっています。
会員である料理家たちを対象に、食にまつわる実用的なセミナーを定期的に行っている「Kai House Club」では、ヨーロッパ産食肉加工品『シャルキュトリ』に着目。生ハムやベーコン、ソーセージ、サラミ、パテ、テリーヌ、リエットなど、本国のみならず日本でもおなじみとなりつつあるシャルキュトリですが、熟成された旨味を楽しむためにそのまま食すことが多いのも事実。そこで今回は、シャルキュトリを料理の食材と捉え、2018年の『カカオの新たな使い方を学ぶ』セミナーに引き続き東京・赤坂の「The ARTISAN TABLE・DEAN & DELUCA(アーティザンテーブル・ディーン&デルーカ)」を舞台に、エリア統括シェフの秋山直宏さん協力のもと、シャルキュトリの新たな楽しみ方を教えてもらいました。